水戸藩に仕えた回漕問屋(廻船問屋)に生まれ、嘉永2(1849)年に家督を相続、水戸藩の銭場取締となり通貨鋳造に当たった。明治7(1874)年東京日本橋に川崎組を設立し、官公庁の為替業務を取り扱い、13(1880)年に川崎銀行に改組、翌年には東海貯金銀行(後の川崎貯蓄銀行)を設立。金融業を中心に川崎財閥を形成した。