官僚、財政学者。明治2(1869)年、慶應義塾、大学南校等で学び4年に渡米。イェール大学で財政学・経済学を修め帰国。13年大蔵省に入省するかたわら、専修学校(後の専修大学)の創立に参加。14年東京帝大文学部講師、19年法学部教授を兼任。21年の学位令により、初めて法学博士の学位を授与された。大蔵省ではこの間、国債局長、銀行局長、主税局長を務め、24年貴族院議員。大正7(1918)年東京市長。