正教会の司祭。父は高知藩士。従弟の坂本竜馬らと共に武市半平太の塾に学び、嘉永4(1851)年に江戸に出る。その後、函館に渡り、神明社の宮司沢辺幸司の女婿となる。ロシアの領事館付きのニコライ司祭と邪教をめぐる問答の末、明治元(1868)年にニコライより洗礼を受ける。日本で最初の正教会の信徒として正教会の伝道に携わり、長司祭となる。