植物病理学講座を日本で初めて開いた本草学の権威

白井光太郎

(しらいみつたろう)

1863-1932(文久3年-昭和7年)


職業

本草学者、植物学者

人物

江戸の福井藩邸で生まれる。
東京英語学校、東京大学予備門を経て、東京大学理科大学で植物学を専攻。明治19年(1886)同校を卒業後、東京農林学校の教職に就く。明治32年(1899)にドイツへ留学、同39年(1906)東京帝国大学教授となり、わが国の植物病理学の発展に大きく貢献した。
主な著作は、『日本博物学年表』『植物妖異考』など。

蔵書印

ほかに、「白井氏蔵書」2種がある。

印影のよみ・大きさ

「白井光」(しらいみつ):31x31mm
「白井氏藏書」(しらいしぞうしょ):24x23mm

印影撮影資料

印影撮影資料
蔵書について

昭和15年(1940)から17年にかけて、遺族のはからいと農林省勅任技師矢野宗幹の斡旋で帝国図書館に収められ、今日に至る。昭和51年(1976)には、遺族から日記や自筆稿本が寄贈された。白井文庫は、主として本草学とその関連分野の広範にわたる和漢洋古書類を内容としており、伊藤文庫とともに国立国会図書館本草関係コレクションの中核を成している。目録は、『国立国会図書館支部上野図書館所蔵本草関係図書目録』(上巻 1952)。

肖像

『本草 (2)』(春陽堂 1932-08)【雑30-23

参考文献

木村陽二郎編『白井光太郎著作集』(全6巻 科学書院 1985-1990)【RA211-85

関連ウェブサイト

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