第33回保存フォーラム
(終了しました)
第33回保存フォーラムの終了について
令和4年12月14日から令和5年1月17日までの間、第33回保存フォーラムをオンライン動画配信の形式で開催しました。動画視聴者数は295名でした。
3名の方からの報告と、事前に寄せられたご質問に対する質疑応答・意見交換の模様を動画に収録して配信いたしました。
報告1は、ケンブリッジ大学ブック・アンド・マニュスクリプト・コンサバターの松丸美都氏から、「活用」と「保存」のバランス、修復事例の紹介、アーキビストやライブラリアンとのコミュニケーション・修復過程の記録の必要性等について報告していただきました。
報告2は、製本家・書籍修復家の岡本幸治氏から、日本大学図書館法学部分館所蔵の西洋法制史コレクションに対する調査と保存作業等に関して報告していただき、実物の革装本を用いた洋古書の取扱いの実演をしていただきました。
報告3は、慶應義塾大学三田メディアセンター課長の倉持隆氏から、貴重書コレクションの紹介、その保存と修復、貴重書の教育への活用等の取組について報告していただきました。
各報告資料はページの下方に掲載しています。
動画視聴後のアンケートで寄せられたご質問に対する報告者からの回答を掲載いたします。
- 第33回保存フォーラム:洋古書の保存と取扱い<報告>カレントアウェアネス-E No.452 2023.02.16 E2579
第33回保存フォーラムの開催について
洋古書と称される西洋の古典籍資料は、現代の洋装本とは異なる特徴を有しており、保存や取扱いについてもそれらを踏まえた対応が求められます。大学図書館を中心に洋古書を所蔵する図書館は多数存在するものの、必要な知識を持つ者が限られ、保存管理上の課題を抱えているところが多くあります。
第33回保存フォーラムでは、「洋古書の保存と取扱い―革装本を中心に―」をテーマとして開催します。洋古書修復の専門家から報告をいただくとともに、洋古書の保存と活用に取組む機関から事例報告をいただき、洋古書の保存と取扱いに関する理解を深めます。
プログラム
- 【テーマ】
- 洋古書の保存と取扱い―革装本を中心に―
- 【報告】
- 報告1 報告資料(PDF:6.11MB)
- 「ケンブリッジ大学の貴重書・コレクション資料の保存と修復について」(約40分)/質疑応答・意見交換(約18分)
- 松丸美都氏 (ケンブリッジ大学ブック・アンド・マニュスクリプト・コンサバター)
- 報告2 報告資料(PDF:6.56MB)
- 「日本大学図書館法学部分館における革装本の調査と保存」(約55分)/質疑応答・意見交換(約24分)
- 「実演動画:洋古書の取扱い―取扱いと調査の始め方―」(約46分)
- 岡本幸治氏 (製本家・書籍修復家)
- 報告3 報告資料(PDF:2.57MB)
- 「慶應義塾図書館における洋古書の保存と活用」(約19分)/質疑応答・意見交換(約20分)
- 倉持隆氏 (慶應義塾大学三田メディアセンター課長(選書・スペシャルコレクション担当))
- ※動画は報告別にファイルを分けて配信します。
- ※報告時間は変更となる場合があります。
- ※ご視聴の際は参加者マニュアル(視聴用)(PDF:289KB)をご確認ください。
- 報告1 報告資料(PDF:6.11MB)
概要
日時 |
2022年 12月14日(水) ~1月17日(火) ※上記期間中、いつでも配信動画を視聴していただけます。 |
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会場 | オンライン録画配信(参加登録者限定) |
募集人数 | 定員なし ※図書館員等の資料保存に関心のある方。 |
参加費 | 無料 |
申込方法 | 終了しました |
申込み締切 | 12月5日(月)17時 |
お問い合わせ先 | 国立国会図書館 収集書誌部 資料保存課 電話番号 03(3506)5219(直通) メールアドレス:hozonka |