父は萩藩士。安政4(1857)年、松下村塾に入門。尊皇攘夷運動に加わり、英国公使館焼討事件に連座。第2次長州征討への抗戦で活躍。明治4(1871)年宮内権大丞として新政府に出仕。岩倉遣外使節団に随行。以後累進して神奈川県令、駅逓総監、逓信次官を歴任。20年子爵。翌年枢密顧問官となる。24年駐仏公使。帰国後、第2次伊藤内閣内相、第2次松方内閣逓相を歴任した。
野村靖関係文書