父は佐渡奉行下役。英語を学び、文久3(1863)年遣欧使節池田長発に随行して渡欧。明治4(1871)年井上馨のすすめで大蔵省に出仕し造幣権頭を務め、6(1873)年に退官。7年に井上と共に先収会社を創立し頭取となる。9年に三井物産社長に就任、三井合名会社を組織し、三井財閥の発展に尽力。多数の会社の設立に貢献、公共事業や商業教育にも力を注いだ。大正3(1914)年引退。7年男爵。茶人・美術収集家としても名高い。