解説
実父は高知の自由民権家竹内綱、幼少時に貿易商吉田健三の養子となる。明治39(1906)年東京帝大法科大学卒。同年外務省入省。大正7(1918)年パリ講和会議全権随員、14年奉天総領事等を経て、昭和3(1928)年外務次官、11年特命全権大使・英国駐箚。戦時中和平工作を進め、20年4月憲兵隊に逮捕・拘置された。戦後は、東久邇内閣・幣原内閣で外相、また貴族院議員にも選出され、21年戦後第1回総選挙後首相に就任。公職追放となった鳩山一郎の代わりに日本自由党総裁となる。以後29年までの間、5度に亘って政権を担当した。
関連資料
リサーチ・ナビ
電子展示会「あの人の直筆」より