解説
キリスト教社会主義者。父は福岡藩士岡本権之丞。同志社に学び、新島襄から洗礼を受ける。明治24(1891)年よりアメリカ及びドイツに留学した後は、同志社、32年から東京専門学校(後の早稲田大学)で教鞭をとった。31年幸徳秋水らと社会主義研究会、34年には社会民主党を結成した。大正15(1929)年社会民衆党結成、委員長就任。昭和3(1928)年第1回普通選挙で当選(4回当選)。7年社会大衆党を結成し、委員長となる。戦後は日本社会党顧問。また、早大野球部の創立者として知られ、嘉納治五郎らと大日本体育協会を設立。熱心な産児制限論者として廃娼運動にも関わった。
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