法学者。穂積陳重の長男。明治41(1908)年東京帝大法科大学卒。大正元(1912)年民法、法理学研究のためドイツ、フランス、イギリス、アメリカに留学し、5年帰国。同年東京帝大教授となり、民法、法理学講座を担当する。特に家族法の領域で多くの業績を残す。昭和5(1930)年より3度法学部長。19年貴族院議員。戦後は東宮大夫兼東宮侍従長、最高裁判所判事を務める。法学博士。