明治28(1895)年帝国大学法科大学卒。同年内務省に入省し、山口県参事官、行政裁判所評定官兼法制局参事官を経て、41年農商務省山林局長。大正元(1912)年熊本県知事を務めた後、3年第2次大隈内閣の農商務次官に就任し、米穀政策及び農村振興の推進を図る。7年貴族院議員。15年台湾総督に就任して間もなく、金融恐慌の発端となる台湾銀行問題が発覚し、その処理に取り組んだ。昭和10(1935)年枢密顧問官。
