実業家、日本女子大学創設者。豪商「京都出水の三井家」に生まる。慶応3(1867)年大坂の豪商「加島屋」に嫁ぎ、明治維新後の経営を立て直す。明治17(1884)年炭鉱経営に乗り出し、21(1888)年に加島銀行を設立、35(1902)年には大同生命の創業に参加する等、商才を発揮した。教育家としては、政財界等から寄付を募り、34(1901)年に日本で最初の日本女子大学校(後の日本女子大学)の創立に携わった。実業界から引退後は社会活動を行った。