医学者、外科医。藩医の山口家に生まれ、天保13(1842)年に佐藤泰然に師事、蘭方外科を修めた。泰然の養子となり、安政6(1859)年家督を継いで第2代順天堂主となる。その後、長崎でポンぺに師事、彼が著書『日本滞在見聞記』に記すほど優れた外科医となった。明治6(1873)年東京の下谷に私立病院順天堂を開業した。