医師。天保元(1830)年足立長雋に入門して蘭方を学び、和田泰然(後に佐藤に改姓)と名を改めて長崎でオランダ語と医学を修め、9年江戸で和田塾を開く。14年佐倉に移住し、蘭学塾兼日本最初の私立病院である順天堂(後の順天堂大学)を開設。先進医療を行うとともに後進を育成した。後に藩士に取り立てられ、佐倉藩主堀田正睦の侍医となる。