解説
詩人、英文学者。明治27(1894)年帝国大学入学、在学中に『帝国文学』の編集委員となり詩作を始める。32(1899)年処女詩集『天地有情』を刊行、好評を博す。なかでも文部省選定『中学唱歌』に収められた「荒城の月」(1901)はよく知られている(作曲は滝廉太郎)。33(1900)年第二高等学校教授となり帰郷。その後『暁鐘』(1901)、『東海遊子吟』(1906)等を刊行したが、やがて詩壇の主流から離れる。晩年はギリシャ語の原典からの翻訳『イーリアス』(1940)、『オヂュゥセーア』(1942)を残した。昭和25(1950)年文化勲章を受章。
関連資料
直筆原稿
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著作
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電子展示会「あの人の直筆」より
音声資料
土井晩翠の作品、演説を聴く