解説
小説家、随筆家。明治31(1898)年広津柳浪の門に入り小説家を志す一方、落語家や歌舞伎作者の修業もした。36(1903)年から5年間アメリカやフランスに遊学し、その体験をもとに『あめりか物語』(1908)、『ふらんす物語』(1909)等を執筆、文壇に新風を吹き込む。43(1910)年に慶応義塾大学教授となり、雑誌『三田文学』を創刊。大正5(1916)年自由な隠遁生活に入り江戸趣味に傾倒し、6(1917)年には日記『断腸亭日乗』を起筆。昭和になると、新風俗に好奇心を向けた『つゆのあとさき』(1931)、『ひかげの花』(1934)、時代を風刺した『濹東綺譚』(1937)を発表。
関連資料
著作
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全集
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電子展示会「あの人の直筆」より