解説
生物学者、民俗学者。明治19(1886)年東京大学予備門中退後、アメリカやイギリスに渡り、動植物学や考古学等をほぼ独学で研究した。33年に帰国後、和歌山県田辺町に移り、粘菌類(変形菌類)等の採集・研究を進める一方、柳田國男と交流し、初期の日本民俗学に影響を与える。『ネイチャー』『ノーツ・アンド・クエリーズ』『人類学雑誌』『太陽』等、国内外の雑誌に寄稿した。42年ごろより神社合祀反対運動を展開し、自然保護にも尽力した。代表的著作に『十二支考』がある。
関連資料
電子展示会「あの人の直筆」より