随筆家、小説家。幸田露伴の次女。昭和3(1928)年、24歳で酒問屋へ嫁ぐも10年を経て離婚。以降、晩年の露伴と共に暮らし、22(1947)年『芸林間歩』の露伴特集号に掲載した『雑記』が注目される。同年露伴の死去に伴い、『終焉』『葬送の記』を発表し、文壇に登場。その後は小説に転じた。