小説家。複雑な生い立ちで各地を転々とし、大正11(1922)年上京し、職を転々として放浪生活を送る。13(1924)年友谷静栄と詩誌『二人』創刊。昭和3(1928)年『女人芸術』に連載した『放浪記』が評判となり、5年出版の単行本がベストセラーとなる。戦時中は従軍ペン部隊の一員となり、中国や南方各地に赴いた。戦後にも『晩菊』(1948)、『浮雲』(1950-51)等の抒情的作品を書き、晩年まで旺盛な執筆活動を続けた。
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