小説家、翻訳家、児童文学作家。大正3(1914)年東京帝国大学在学中、芥川竜之介らと第3次『新思潮』を創刊、「湖水と彼等」を掲載する。同年『帝国文学』に発表した『彼と彼の叔父』が中村星湖に認められ、文壇に登場。以後、法政大学、明治大学、東京大学等で教鞭をとりながら反自然主義的作風で執筆を続け、『野ざらし』(1923)等を発表した。またヴィクトル・ユゴー『レ・ミゼラブル』(1918-19)やロマン・ロラン『ジャン・クリストフ』(1920)の翻訳は、名訳としての誉れが高い。
『捕獲物』 豐島與志雄 [著] 豐島與志雄
『子を奪ふ』 豐島與志雄 [著] 豐島與志雄
『野ざらし』 豊島与志雄 著 新潮社
『レ・ミゼラブル 第1』 ユーゴー 著 豊島与志雄 訳 新潮社
『ジヤン・クリストフ 第1編』 ロマン・ロオラン 著 豊島与志雄 訳 新潮社