小説家。19歳の時に『女子文壇』に小説「女気」、詩「淋しみ」等が入選。結婚後は新聞記者である夫の転任で各地をめぐり、大正6(1917)年前後からは東京で過ごす。大正11(1922)年に島崎藤村が創刊した婦人雑誌『処女地』の同人となり、平塚らいてうらとも交流し、創作活動を行った。小説集『悲しき配分』(1923)、随想集『幽明記』(1940)等がある。
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