地震学者。明治23(1890)年帝国大学理科大学物理学科(後の東京大学)を卒業し、大学院で地震学、気象学を専攻。濃尾地震の発生を受けて、25年震災予防調査会が設立され、委員として第1回会議に参加。翌年、自作の電動式地震計がシカゴ万国博覧会に展示される。28年から30年ヨーロッパに留学し、帰国後東京帝大理科大学教授に就任。各種地震計の製作、地震帯の発見、津波・潮位・脈動の測定、建築物の震動測定等の功績がある。
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