建築構造学者。明治36(1903)年に東京帝国大学工科大学建築学科を卒業し、鉄筋・コンクリートの構造学を研究し、耐震構造学や耐火・耐風等の建築防災工学の分野を開拓した。大正12(1923)年の関東大震災後の復興計画では、帝都復興院建築局長に就任して区画整理事業を指導した。日本最初の鉄骨構造建築である日本橋・丸善書店の設計を行った。
『現代都市の問題』 佐野利器, 小川市太郎 著 冬夏社
『現代の科学』 佐野利器 著 日本青年館
『住宅論』 佐野利器 著 福永重勝