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第4章 立憲政治の危機

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a. 政党内閣の終焉

4-2 5.15事件

初閣議の前に首相官邸中庭で乾杯する斎藤実首相と閣僚たち 『昭和 二万日の全記録』第3巻所収
初閣議の前に首相官邸中庭で乾杯する斎藤実首相と閣僚たち 『昭和 二万日の全記録』第3巻所収

昭和7(1932)年5月15日、犬養毅首相が海軍青年将校らに暗殺された。非常時を担うべき後継首班の選定は難航する。5月19日に上京した元老西園寺公望のもとに、鈴木貫太郎侍従長から天皇の後継内閣に関する希望が告げられた。その要点を書き留めたものがこの史料である。首相は人格の立派な者、協力内閣か単独内閣かは問わない、ファッショに近い者は絶対に不可、などの内容が記されている。5月22日、西園寺は海軍大将の斎藤実を次期首相として奏請し、官僚出身者を中心として二大政党の代表を加えた挙国一致内閣が組織された。以後政党内閣は、戦後に至るまで復活することはなかった。

[西園寺公望覚書]

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