資料の保存修復業務に係る専門職員の募集(受付は終了しました)
国立国会図書館では、図書館資料の保存修復業務に関して専門的知識と豊富な実務経験を有し、即戦力として業務に対応できる人材を対象に、職員の選考採用を行います。
1. 募集職種
資料の保存修復業務に係る専門職員(係長級)
2. 職務内容
各種図書館資料の保存修復業務(製本実務を含む。)、資料保存(マイクロ資料、電子情報等、紙媒体以外の資料の保存を含む。)に関する企画・調査及び当該専門的知識を必要とする業務(国内外関係者への研修、外部関連機関との交流、資料防災や環境管理に関する支援要請に対する対応等)
3. 応募資格
学校教育法による大学を卒業した者又は令和7年3月までに卒業する見込みの者で、一定の職務経験(令和7年4月1日現在で7年以上)を有する者。ただし、次のいずれかに該当する方は応募できません。
- 日本の国籍を有しない者
- 国会職員法(昭和22年法律第85号)第2条の規定により国会職員となることができない者
- 平成11年改正前の民法の規定による準禁治産の宣告を受けている者(心神耗弱を原因とするもの以外)
- 採用予定時期までに国会職員法第15条の6に定める定年に達する者(令和6年度における定年年齢は61歳)
4. 求める人材
次の経験・能力を有する者が望ましい。
- 応募時点で書籍等冊子体資料修復の相当の実務経験10年以上
- 和装本又は洋装本の修復実務の経験
- 資料保存(マイクロ資料、電子情報等、紙媒体以外の資料の保存を含む。)についての専門的知識
- 担当業務に関して問題点の的確な把握や課題対応を行う能力
- 上司・部下等と協力的な関係を構築し、担当する事案について分かりやすい説明を行い、計画的また確実な業務遂行を行う能力
5. 採用予定人数
若干名
6. 採用・待遇等
(1) 採用年月日
令和7年4月1日
※ただし、受験者の都合を考慮します。
(2) 身分
国会職員(特別職国家公務員)
※勤務条件等は、一般職国家公務員とほぼ同様です。
(3) 給与
国会職員の給与等に関する規程(昭和22年10月16日両院議長決定)に基づき、職歴等に応じて支給されます。
※給料のほか、扶養手当、地域手当、期末手当、勤勉手当、住居手当、通勤手当等が支給されます。
(4) 官署及び勤務地/配属予定先
- 主たる勤務地:東京本館(東京都千代田区永田町1-10-1)
- 主な配属予定先:収集書誌部資料保存課
ただし、国立国会図書館として一体となった業務・サービスを行うため、東京本館内の異動のほか、国際子ども図書館(東京都台東区上野公園12-49)及び関西館(京都府相楽郡精華町精華台8-1-3)への異動及び転勤がありえます。
(5) 福利厚生
衆議院共済組合国立国会図書館支部の契約する福利・厚生サービスのほか、国家公務員共済組合連合会(KKR)の運営する医療機関、宿泊施設等を組合員価格で利用できます。
(6) 勤務時間・休暇等
- 勤務時間
原則として9時から17時45分まで(休憩時間12時から13時まで)
勤務を要しない日:原則として土曜・日曜・祝日・年末年始 - 休暇等
年次休暇、病気休暇、特別休暇(夏季休暇、産前産後休暇、忌引休暇等)、介護休暇等のほか、育児休業制度等あり
7. 選考方法
(1) 第1次審査
書類審査(経歴評定)を行います。
書類審査結果は、合否に関わらず、令和6年11月11日(月)以降に応募者全員に郵送で通知します。また、合格者の受験番号を、国立国会図書館ホームページ(「採用情報」のページ)に掲載します。
(2) 論文試験(記述)
論文試験は、与えられた課題についての小論文(1,600字程度)です。
論文試験の課題、作成要領及び様式は、第1次審査合格者宛てに郵送及びメールで送付します。
受験者は、作成要領に記載された期限までに課題論文を提出してください。
提出された課題論文の内容について、第2次審査で口頭試問を行います。
(3) 第2次審査
第1次審査に合格した方に対して行います。
- 内 容:技能試験(実技試験)、論文試験(口頭試問)、性格検査(質問紙法による)及び人物試験
- 実施日:令和6年12月5日(木)から12月6日(金)までの間で当館が指定する日とします。
- 実施会場:国立国会図書館東京本館(東京都千代田区永田町1-10-1)
- ※詳しくは、第1次審査合格者宛てに別途通知します。
- ※令和6年12月中旬以降、第2次審査受験者全員に審査結果(合否)を郵送で通知します。
8. 応募方法
(1) 必要書類
- 履歴書(市販のA4判履歴書用紙を使用。住所・電話番号・メールアドレスを記入し、顔写真を貼付)
- ※全員提出。資料修復及び保存技術に関する取得資格がある場合は必ず記入してください。
- 職務経歴、業務経験についての説明書類(A4判の用紙を使用。様式は任意)
- ※全員提出。書類審査の判定資料となります。これまでの職務経歴について在職期間・業務内容(担当業務の詳細・役割、実績、必要とした資格・スキル等)・役職(職位)といった詳細を記入してください。)
- 資料修復及び保存技術に関する取得資格の証明書がある場合は、その写し
(2) 提出方法
必要書類を下記住所に郵送してください(封筒の表に「資料保存受験申込」と朱書してください。)。なお、提出書類は返却しませんので、ご了承ください。
(3) 受付期間
令和6年9月25日(水)~10月25日(金)(10月25日(金)必着)
応募者には、受付期間後の10月28日(月)、履歴書に記載されているメールアドレスへ受験番号を連絡いたします。10月28日(月)中にメールが到着しなかった場合は、国立国会図書館総務部人事課任用係[03-3506-3315]まで必ずお問い合わせください。
9. その他
- (1)応募の秘密は厳守します。また、提出書類は、本件に関連する業務以外に利用することはありません。
- (2)民間企業等に勤務している場合、採用時には当該企業等を退職する必要があります。
- (3)採用後は、国会職員法に定める守秘義務及び兼業制限等の服務規定や国立国会図書館職員倫理規程(平成12年国立国会図書館規程第5号)が適用されます。
- (4)受験に際し、障害があるため何らかの配慮(車椅子用の座席の用意、補聴器・パソコン等の持参許可、試験室入口までの付添者の同伴許可等)を希望される方は、事前の申請が必要です。履歴書に希望する配慮の内容を記載してください。なお、申請の内容によっては、試験の実施上、配慮できない場合があります。
書類の郵送先・問合せ先
- 国立国会図書館総務部人事課任用係
- 住所:〒100-8924 東京都千代田区永田町1-10-1
- 電話:03-3581-2331(代表) 内線20420
03-3506-3315(直通) - 担当:安田(浩)(やすだ ひろ)、旗手(はたて)