ホーム > 採用情報 > 先輩からのメッセージ > 関西館総務課 藤沢 宗輝(平成16年度入館)(令和元年度職員採用説明会(令和2年2月~3月開催))

国立国会図書館職員 先輩からのメッセージ

関西館総務課  藤沢 宗輝

  • 平成16年10月 入館(Ⅱ種)、主題情報部人文課
  • 平成19年 7月 調査及び立法考査局調査企画課
  • 平成21年 7月 調査及び立法考査局国土交通課
  • 平成24年 4月 関西館収集整理課(平成24年4月~ 副主査、平成24年10月~ 係長)
  • 平成28年 7月 関西館総務課(平成28年7月~ 副主査、平成29年7月~ 主査、平成30年4月~ 主査兼係長)
  • ※平成29年12月~30年1月 育児休業

はじめに

私は大学では法学を専攻し、平成16年10月に国立国会図書館に入館しました。現在配属されている関西館総務課は、五つ目の部署です。現在担当している会計業務と、平成29年に子どもが生まれたときに経験した育児休業についてご紹介したいと思います。

現在担当している業務及び担当業務のやりがい・魅力

私は、平成28年7月から関西館総務課で会計業務を担当しています。関西館の会計業務の中で大きなウエイトを占めるのが調達の仕事です。関西館で使用する大小様々な金額規模の物品の購入や、関西館で行う事業を外部委託する際の契約等にかかる事務を、会計法令に則って日々処理しています。

国民の税金を元に配賦される予算を使って事業を行うため、私たちは経済性の観点を大切にしています。また、地球環境への負荷低減にも配慮した契約を心掛けています。ただし、予定より経済的に契約できたとしても、事業担当課が想定と違う対応を迫られるようなことがあっては成功とは言えないため、きめ細かく事前調整を行います。その過程では、作業内容が受託者に正確に伝わるよう仕様の細部を事業担当課と一緒に練り上げたり、今まで取引がなかった企業に関心を持ってもらえないか電話で働きかけてみたりしますので、コミュニケーションや説明の能力も必要とされます。場合によっては、関係法令・制度について調査を行うこともあります。事業担当課の円滑な業務遂行に資する契約を経済的に実現しようと日夜格闘するというのが、会計担当者のお仕事です。会計業務に携わると、お金の流れから当館の現在を見渡すことができ、当館の事業や課題に詳しくなることができるのがメリットだと思います。

育児と業務の両立について

私は、平成29年に子どもが生まれたときに4週間の育児休業を経験しました。課長や係の同僚に育休の希望を早めに伝えて、担当業務について育休中の引継ぎ準備を計画的に進めてもらう等の配慮を受けることができました。出産後に多くの方が母子の健康を喜んでくれたのは本当にありがたく、また、育休期間中に子どもと触れ合う機会を多く持つことができたので、私は育休の経験に満足しています。

当館は、出産・育児に理解がある職場だと思います。育児に関する制度がいくつかありますが、これらを利用中又は利用経験のある職員が男性含めて各所にいて、様々な育児期の働き方を実地に見聞することができますので、将来設計の参考になるのではないでしょうか。

当館職員を目指す方へ

国立国会図書館は、多様な業務と多様な人材で構成されています。私の初めての異動が決まったとき、あるベテラン職員から「局(調査及び立法考査局のこと)に異動するなら転職だと思った方がいいね。」と真顔で忠告を受けました。実際、異動直後に事務室で交わされる会話に専門的な用語が多かったために、全然分からず呆然としたこともありましたが、先輩職員に「所詮は同じ“会社”の中のこと、前の職場でしっかり努力していたのなら、必ず共通点が見つかって段々わかるようになるから。」と励ましてもらい、乗り切ることができました。

業務の幅に対応するように職員の専門・経歴も多様です。皆さんのご専門・特技やご経験をいかせる業務がきっと見つかると思います。一人でも多くの方が当館にご関心を寄せてくださいましたら幸いに思います。