ホーム > 採用情報 > 先輩からのメッセージ > 電子情報部電子情報流通課 町屋 大地(平成25年度入館)(令和3年度職員採用説明会(令和4年3月開催))

国立国会図書館職員 先輩からのメッセージ

電子情報部電子情報流通課 町屋 大地

主な経歴

  • 平成25年4月 入館(一般職)、利用者サービス部複写課
  • 平成28年4月 電子情報部電子情報企画課
  • 平成29年4月 電子情報部電子情報サービス課(令和2年7月~副主査、令和3年4月~係長)
  • 令和3年10月 電子情報部電子情報流通課(係長)

はじめに

大学では法学を中心に社会科学を学んできました。当館を就職先として意識するきっかけになったのは、調査及び立法考査局の刊行物を読む機会が偶然あり、「図書館」という名前から想像するものよりも多様な業務があるのだなと思ったことでした。

電子情報サービス課の業務

電子情報サービス課では、国立国会図書館サーチなどの当館のウェブサービスの運用・保守を担当しました。システムの運用の作業自体は館外の事業者に委託していますが、利用者へのサービスをより良く安定的に提供できるように、日々発生する課題を管理すると同時に、利用者サービス部門、館内の関係システムの担当、委託業者、そして館外の関係機関と調整していくのが主な業務です。

国立国会図書館サーチは国内の多数の図書館・学術機関の資料・コンテンツを統合的に検索できるサービスであるため、日常的に関係機関とやり取りを重ねメタデータ収集の打診や技術的な調整を行っています。新しく連携を開始した機関の方から、連携を開始してから利用が増えた、機関やデータベースの認知が広がったという声をいただくこともあり、大きな励みになっていました。

電子情報流通課の業務

現在所属している電子情報流通課では、当館のウェブサイト・ウェブサービスのアクセシビリティ向上に向けた取り組み、館内外のシステムで円滑に情報を共有するためのメタデータ標準化、当館のデータをより活用してもらうためのオープンデータセットの提供、幅広い人に当館のデータを利活用してもらうためのイベントの開催などを行っています。また、分野横断的なデジタルアーカイブのプラットフォームであるジャパンサーチのメタデータを、二次利用の促進のために、Linked Open Dataに変換する取り組みも行っています。

業務のやりがいと魅力

これまで4つの課で業務を経験してきましたが、振り返るといずれの職場も館内外の人と関わりが多く、また新たな知識やスキルを習得する機会が多い環境であるように思います。また、上司・同僚のサポートや充実した研修がそれを可能にしているように思います。

業務においては、国際的な動向を把握するために海外の事例について調査を行ったり、あるいは国際会議などの場で当館の取り組みを発信したりする機会もあり、大きな刺激を受けました。

また、所属している部署の業務に加えて国立国会図書館月報の蔵書紹介記事の執筆や、電子展示「本の万華鏡」の企画・執筆なども経験することができ、多様なことにチャレンジする機会があるのも魅力のひとつです。

当館職員を目指す方へ

当館の業務は多岐にわたり、新しい業務にチャレンジすることで、より広い視野で日々の業務や当館の役割を考えることができるようになっているように思います。また、業務は互いに関連しており、前の部署で担当した業務での経験が活かされていると感じる機会が少なからずあります。好奇心を持ち新しいことを学ぶことを楽しめる方と一緒に働ける日を楽しみにしています。