ホーム > 採用情報 > 先輩からのメッセージ > 電子情報部システム基盤課 田村 成宏(平成25年度入館)(令和4年度職員採用説明会(令和5年2~3月開催))

国立国会図書館職員 先輩からのメッセージ

電子情報部システム基盤課 田村 成宏

主な経歴

  • 平成25年10月 入館(一般職)、利用者サービス部科学技術・経済課
  • 平成29年4月 電子情報部電子情報サービス課
  • 令和3年4月 電子情報部システム基盤課(令和3年7月~係長)

はじめに

私は大学と大学院で生物化学を専攻しており、学生時代には図書館の雰囲気が好きで近所の図書館には頻繁に通っていました。就職活動をしている時には、就職先の候補として公務員を選択したのですが、科学技術分野における立法調査業務では学生時代の専攻を活かせると思い、また、日本唯一の納本図書館という特殊性に惹かれて当館を志望しました。

現在担当している業務

システム基盤課では、主に来館利用者向けのシステムや端末機器の運用保守、当館職員向けの事務用機器の運用保守、各種システムが稼働するサーバ、ネットワークといったITインフラ環境の運用保守を所掌しています。その中でも私はITインフラ環境の運用保守を担当しています。また、システムや機器類は数年ごとにリニューアルや入替えを実施する必要があるため、次のシステムリニューアルに向けた検討も行っています。現在、私の係では、オンプレミス環境(物理サーバやネットワーク機器を施設内やデータセンターに設置して利用する方式)で稼働する各種システムをパブリッククラウドへ移行する検討をしています。

担当業務のやりがい・魅力

システム部門のプロジェクトの中には、立上げから完了まで数年間に及ぶものもあります。そういったプロジェクトが無事に成功した時にこれまでの努力が報われ、達成感を得られることがやりがいです。また、当館の新しいサービスの立上げやサービス改善には、ほとんどの場合システム改修が必要となるため、担当として当館の新規事業に直接関われるということもシステム部門の魅力の一つだと思います。

これまでの業務経験とやりがい・魅力

私はこれまで利用者サービス部に所属していたことがありました。利用者サービス部では、調べものに役立ちそうな資料を専門室に配置するため選定する業務、専門室のカウンターに立ち利用者の方の問合せに対応する業務を行っていました。特に科学技術分野の問合せに対しては、学生時代の専攻で得た知識が利用者案内のサポートに役立つことがありました。利用者サービス部に所属していた時には、資料探しに困っている利用者をサポートして目的の資料が見つかった時に、利用者から感謝の言葉を直接いただけることにやりがいを感じていました。

また、所属していた部署の業務以外にも電子展示「本の万華鏡」のコンテンツ作成に携わっていたこともありました。テーマ検討から掲載内容の推敲までチームを組んで取り組みました。コンテンツ作成のために文献を調査する際には、紙の資料だけでなく、「国立国会図書館デジタルコレクション」で提供されているデジタル化資料を調べることも多かったため、これまで触れたことのない資料に出会うことができるという貴重な経験を得られたことも当館の仕事の魅力だと思います。

当館職員を目指す方へ

当館の業務は多岐にわたり、各部署で専門性のある業務を担当することになるため、部署ごとに違った業務のやりがいを感じられることと思われます。また、当館は幅広い分野から職員を採用していることもあり、出会う職員から新しい知識や刺激を受けることが多い職場だと思います。このページを読んでくださった皆さんのうち、一人でも多くの方が当館に興味を持ち、当館職員として一緒に働ける日を心待ちにしています。