ホーム > 採用情報 > 先輩からのメッセージ > 電子情報部システム基盤課  池田 大希(平成25年度入館)(令和5年度業務説明会(令和5年10月~令和6年1月開催))

国立国会図書館職員 先輩からのメッセージ

電子情報部システム基盤課 池田 大希

主な経歴

  • 平成25年4月  入館(総合職)、電子情報部システム基盤課
  • 平成27年10月 調査及び立法考査局外交防衛課
  • 平成30年4月 利用者サービス部サービス企画課(平成30年7月~副主査、令和2年4月~係長)
  • 令和3年4月 電子情報部システム基盤課(令和3年4月~係長、令和6年1月~副主査)

はじめに

経済学の修士課程を修了した後に経営コンサルティング会社に就職しました。日々多忙に働く中で、自分の時間がほしい、マイペースに仕事がしたい、と強く思うようになりました。

図書館によく行っていたので、図書館で資料に囲まれて働けると良いと考え、新卒でなくとも、司書資格を持っていなくとも、また図書館業務経験がなくとも受験できる国立国会図書館で働くことを志望しました。立法調査業務など、当館の蔵書等を参照して国政課題を詳しく理解する機会に恵まれることも、志望理由の一つです。

現在担当している業務

当館には、国立国会図書館サーチのような一般の方向けのシステムもあれば、国会・行政関係者向けのシステム、職員が使用する業務系のシステム(資料の情報(タイトル、著者、出版社など)を記録するシステム、資料の利用状況を管理するシステムなど)もあります。私は、主に、業務系のシステムの運用保守とリプレースを担当しています。

システムの数が多いこともあり、ほぼ毎年度、何かのシステムのリプレースが必要となります。令和5年度は各府省庁等に置かれている国立国会図書館の支部図書館向けのシステムをリプレースしました。令和6年度は複数の業務系システムのパブリッククラウドへのリプレースを予定しています。当館の月報(2022年5月号の32~35ページ)でも、私の担当業務の内容を紹介しています。

担当業務のやりがい・魅力

システムの運用保守もリプレースも、実作業はIT会社に委託しています。システムを不断に使用できるよう、「予算要求して、IT会社に作業を発注し、作業が円滑に進むように監督すること」が“システム担当者の業務の半分”です。

“もう半分”は、職員やIT会社の方々と協力してシステムの改善に取り組んだり、不具合に対処したりすることです。このために、「IT会社の方々」「システムのユーザ」「会計担当者」「関係するシステムの担当者(衆議院や参議院の職員なども)」と、日々、連絡したり、相談したりしています。当館は定員895名(令和6年4月現在)と比較的小規模な組織ですので、多くの職員と顔なじみなり、力を合わせて課題に取り組むことで、お互いの信頼関係を深めていくことができます。

当館職員を目指す方へ

国立国会図書館は、周りと協力し合いながら仕事に従事し、段階的に業務に習熟し精通していくことのできる職場です。計画性をもって取り組めばワークライフバランスを実現しやすい仕事が多いように感じています。国会議員や国民に必要とされる組織となることを長年にわたって目指してきており、前向きに職務に臨む職員が多くを占めている組織だからこそ、醸成されてきた組織文化だと感じています。

皆さんにも国立国会図書館で働くことの魅力を感じ取っていただき、就職希望先の一つに加えていただけますと幸いです。