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施設設備専門職員からのメッセージ

関西館総務課 原 慎人

主な経歴

  • 平成27年4月 入館(施設設備専門職員)、総務部管理課
  • 令和3年4月 関西館総務課(令和4年7月~副主査)

はじめに

私は学生時代に工学系を専攻しており、その知識を活かした仕事に就きたいと考えていました。

就職活動の際、国立国会図書館施設設備専門職員の採用情報をWEBで知り図書館の施設設備専門職について興味を持ち、採用試験を経て平成27年に国立国会図書館へ入館しました。

現在担当している業務

国立国会図書館関西館の施設設備専門職員として、主に建物の保全業務を担当しています。所属する関西館総務課施設係では、建物とその施設設備の維持及び管理等に関する業務(衛生・空調管理など)や、設備新営・改修工事に関する設計・監理業務などを行っています。

担当業務のやりがい・魅力

私が担当する建物の保全業務とは、点検、保安、保守及び運転などの維持管理業務と、補修、改修などの修繕業務の大きく2つに分類できます。

図書館内の設備としては、利用者スペースや事務室、書庫の環境維持のための空調機設備をはじめ、資料の出納作業を機械化した自動書庫、エレベーター、防災設備、書庫のセキュリティとしての入退出管理設備など様々な設備があります。それらが問題なく機能維持するように日々の定期点検を行うなどの保守業務を業務委託しており、これを監督職員として調整・管理することが維持管理業務です。

また、修繕業務とは、日々の定期点検で確認された劣化状態や故障等不具合を改善するため、耐用年数や利便性を考慮しながら改修工事へ向けた調査検討、設計、工事の発注、発注した工事の監督業務、監督職員として各所との調整を行うなどの管理業務です。

私たち施設設備専門職員の仕事は、建物の設備という面から図書館施設を快適に運営できるように維持管理する大切な業務です。決して目立つ仕事ではないですが、図書館という建物を陰から支える縁の下の力持ちとも言え、図書館施設としての運営上なくてはならないものとなっています。

また、日々業務を行っている中で、様々な機械設備の運用に関わる場面が多いため、より専門的知識を高めることができるとてもやりがいのある仕事です。

スキルアップについて

施設設備専門職員として業務を行うために必要な知識を習得するために、また、学んできた分野によって専門外であっても問題ないように、実際に採用されてからOJTをはじめ、研修、講習会への参加など、積極的に学べる環境が整っています。

各種資格取得なども行っており、スキルアップができる機会もあります。

当館職員を目指す方へ

施設設備専門職員の仕事は国立国会図書館の運営を設備面からサポートする重要でやりがいのある仕事だと私は思います。

また、近年関西館で新しい書庫棟が竣工するなど、とても大規模な工事も行われています。今後も同じような大プロジェクト工事に施設設備専門職員として関わることもあり得ます。

今回、施設設備専門職員に興味を持たれた方はぜひ採用試験を受験していただければ幸いです。