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施設設備専門職員からのメッセージ

総務部管理課 長塚 勇人

主な経歴

  • 平成25年4月 入館(施設設備専門職員)、総務部管理課(令和2年7月~副主査、令和5年4月~係長)

はじめに

学生時代は建築学(特に建築設備)を専攻していました。当館を志望した理由としては、まず公共図書館という場、その雰囲気が昔から好きだったことが第一に挙げられます。くわえて、当館の庁舎が単に建築として魅力的な点も後押しとなりました。(とても由緒ある建物なのです。)

現在担当している業務

私の所属する総務部管理課建築係は、東京本館及び国際子ども図書館において利用者や職員が快適に利用・執務できるように、建築一式の改修工事や保守を担当しています。

当館は東京本館だけで延べ面積が約14.8万㎡あり、大きい建物ゆえに建築工事の需要も大変多いです。例えば、館内のレイアウト変更に伴う内装改修工事や、法定の外壁点検、それに続く外壁改修工事、構内の植栽の植替え工事など、日々様々な種類の課題に取り組むのが管理課の業務です。その中で私が行う具体的な業務としては、全体的な工事計画の立案調整、予算を確保するための資料作成や、発注仕様書の作成、発注後の監督業務、竣工後の保守運用業務、故障時の緊急対応などがあります。

担当業務のやりがい・魅力

工事の企画から竣工後の運用までを一手に担えるという幅広さ、これは当館の魅力だと思います。担当する施設について専門性を深めやすい環境だといえるでしょう。突発的な対応などもあり、ルーティーンに収まらない慌ただしい職場ではありますが、それだけにやりがいと新鮮さを感じながら毎日を過ごすことができます。

また、様々な技術分野を横断的に経験しやすい点も当館の特色だと思います。私は建築学が専攻でしたが、入館から3年間は電気の担当に、続く3年間は機械の担当に配属されました。いずれも専門外の分野だったため最初は戸惑いましたが、先輩のサポートや研修を通じて、あまり苦労することなく業務についていくことができました。結果、今では、建築職でありながら設備系にも得意意識を持っています。技術者として隙の少ない形に成長することができたと思っています。

当館職員を目指す方へ

私が入館前の自分に伝えたいのは、施設設備専門職員といえども、コミュニケーション能力がやはり大切なのだという点です。私たちの業務は工事専門業者と当館関係部局との橋渡しを担う部分が多いです。そのため、対話相手の意向を理解し、自分達の考えを的確に説明する能力が非常に重要となります。この点、「技術職だから人と話す機会は少ないのだろう」などと思っていた私は大いに戸惑ったわけですが、皆さんがそうなることのないようにここで言及させていただきました。

なお、工学の専門知識ももちろん必要ですが、業務に必要な知識は入館後の実務や研修でも学ぶ機会があるので、(必要な努力はするという前提ですが)入館後に大きく困ることはないように思います。

つまり何が言いたいかというと、専門知識についてはあまり心配いらないので、入館前の時期においては、その日々でしかできないことに存分に取り組んでくださいということです。皆さんとお会いできる日を楽しみにお待ちしています。