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令和2年度職員採用試験合格者 合格体験記

令和2年度職員採用試験合格者(令和3年度新規採用予定者)が、自身の就職活動や今後の目標について書いたものです。今後の当館職員採用試験の受験を検討される方の参考になれば幸いです。

※記載した内容は全て、合格者個人の所感です。試験内容・試験対策等について、当館の公式の見解等を示すものではありません。

※令和2年度試験では新型コロナウイルス感染症の流行状況を踏まえ、希望に応じて第2次試験の面接をオンラインで行いました。令和3年度試験における対応については未定です。

PDFファイルからもご覧いただけます。
令和2年度職員採用試験合格者 合格体験記(PDF:658KB)

<目次(ページ内)> ※年齢及び学歴は令和3年4月1日時点(学歴については卒業・修了見込み・在籍等を含む)

【総合職試験合格者】

【一般職試験(大卒程度)合格者】

【過去の合格体験記】

【総合職試験合格者】
1. 26歳男性(専門科目:人文科学、大学院)

1.学生時代の専攻・研究について

学生時代は倫理学と日本哲学史の比較研究をしていました。特に近代日本の倫理学者和辻哲郎の間柄思想と、フェミニズム哲学の中のケアの倫理との関係性について卒業論文・修士論文で論じました。研究室だけでなく、自主ゼミ等で切磋琢磨しながら様々な文献を読んだ日々はとても楽しかったです。

2.学生時代の思い出・頑張ったことなど

学部生時代は文芸サークルに所属しており、市立図書館と共同してイベントを開いたり、サークルで作家さんをお招きして読書会や講演会を開いたりしていました。大学院では文化施設で大学院の仲間と共に市民講座を立ち上げて運営していました。振り返るととても充実した学生生活でした。

3.国立国会図書館職員を志望した経緯・理由

文芸サークルでの活動や市民講座の運営をしているうちに、文化を広げていくような仕事や文化を保護するような仕事に就きたいと思うようになりました。そうした時に大学で開かれていた国立国会図書館の説明会に参加したところ自分の関心に近い職場だと感じ、ここで働きたいと思うようになりました。

4.就職活動の方針

併願先は市役所と大学職員を志望しました。自分の中で学問を広めていく仕事や、文化を後世に伝えていく仕事に就きたいという思いが強かったので、国立国会図書館以外では市役所の文化政策課か大学職員の産学連携課のように、行政や大学と文化を繋げる仕事を探して就職活動をしていました。

5.当館職員採用試験の試験対策

基本的には市販の公務員試験対策本を読んで、国家公務員、市役所、大学職員の過去問を解いていました。大学院での研究と並行しての試験勉強だったので、日々の勉強時間を決めて実際にストップウォッチで時間を測って記録しながら勉強していました。勉強時間を記録しておくと、自分の中でどのくらいサボってしまったか、あるいはがんばったかが分かるので、個人的にはいい勉強法でした。

6.当館の採用試験で印象に残っていること・就職活動を通しての感想

今年度の試験は新型コロナウイルスの影響で、試験が延期になってしまったりと変則的なことが多く、将来に対してやや不安になる時期がありました。ただ周りも同じ条件だから自分のやるべき事をこなしていこうと途中から気持ちを入れ替えたのがよかったように思います。

7.国立国会図書館職員としてやってみたいこと・頑張りたいことなど今後の目標

特に国立国会図書館デジタルコレクションを充実させたいと考えています。人の移動が制限され、大学の図書館も閉鎖された状況の中で、私自身国立国会図書館デジタルコレクションにとてもお世話になりました。学びたい人がいかなる時代状況においても学び続けることのできる環境を実現することが、職員としての目標です。

8.国立国会図書館の受験を検討している方へのメッセージ

先が読めない社会情勢の中で、就職活動や自身の将来について不安を覚えておられる方もいらっしゃるのではないかと思います。少なくとも国立国会図書館の職員の方々はそうした状況下でも丁寧に対応してくださったので、採用試験では目いっぱいご自身のお力を発揮してください。

2. 23歳男性(専門科目:人文科学、大学)

1.学生時代の専攻・研究について

専攻は西洋史学で19世紀初頭のドイツ・ナショナリズムの研究をしています。また、学芸員課程で博物館学を学んでおり、近代化とともに生まれた博物館が今後どう存在していくべきかという理論的側面から館の運営や資料の展示方法といった実践的手法まで幅広く学んでいます。

2.学生時代の思い出・頑張ったことなど

論文集を発行する学生団体の代表として勉強会の運営や論文の執筆・編集に携わってきました。また、大学の自治会の議員として学生団体への予算配分や処分審査に関する活動もしてきました。その一方で、歴史系のサークルや野外活動系のサークルにも所属し様々な活動を行ってきました。

3.国立国会図書館職員を志望した経緯・理由

国立国会図書館の仕事に興味を持つようになったのは、学芸員の調査の実習で大学では探している資料が見つからなかったため東京本館を初めて利用したことがきっかけです。その際、昔の資料が使える状態で残っていること、それにアクセス可能なことがとてもありがたいと思いました。それまでは進学して研究者を目指すことしか考えていなかったのですが、今当たり前のように使っている情報を次世代に伝えていく仕事というものに魅力を感じたため、受験することにしました。

4.就職活動の方針

公共性が高い仕事をしたいと考えていたので、公務員・団体職員のほか、公共性が高い仕事を行っている民間企業を併願しました。 また、就職した後も学問に関わり続けたいと思っていたので、業務を通じて学び続けられる仕事や、アカデミックな雰囲気の職場を目指していました。

5.当館職員採用試験の試験対策

学内での業務の都合もあり受験勉強を始めたのが受験する年の3月頃とかなり遅かったので、第1次試験は苦手な分野のみ市販の問題集で集中的に対策しました。第2次試験は専攻の西洋史で受験したので定期試験の対策がそのまま役に立ったと思います。また、面接に苦手意識があったので民間企業や独立行政法人など約30か所にエントリーして、実戦経験の中で受け答えの練習を積み重ねました。

6.当館の採用試験で印象に残っていること・就職活動を通しての感想

第2次試験の面接がオンラインだったこともあり、対面で行われた第3次試験では10人くらいの面接官を前にしてとても緊張しました。ただ、面接の雰囲気は基本的には穏やかでこちらの言葉を引き出そうとしてくれているので、鋭い質問に対しては少し考えてから答えても大丈夫だと思います。また、ほかの面接でもそうだと思いますが、重要なポイントに絞って端的に答える練習が肝要だと感じました。

7.国立国会図書館職員としてやってみたいこと・頑張りたいことなど今後の目標

最も興味があるのは調査員の仕事ですが、調査業務・司書業務・一般事務の業務といった多様な経験が積めることも国立国会図書館の魅力だと思うので、どの部署でも好奇心と使命感を持って業務に取り組みたいと思います。

8.国立国会図書館の受験を検討している方へのメッセージ

倍率が高い試験なので、あまり根を詰めて試験のことを考えすぎない方がいいのかもしれないと感じました。結局は今までどのような経験をして何を学んで今の自分があるのか、ということが重要だと思うので学生時代には様々な活動をして多様な経験を積むことが後から役に立ってくると思います。

3. 24歳女性(専門科目:人文科学、大学院)

1.学生時代の専攻・研究について

日本史学を専攻し、特に戦国時代の越後上杉氏について研究しています。卒業論文では上杉謙信・景勝の家臣団について考察しました。現在は家督争いや代替わりをテーマに修士論文を執筆しているところです。

2.学生時代の思い出・頑張ったことなど

学園祭委員会に所属し、クラス・サークルと大学や業者との間を仲介したり、会計として数千万円規模のお金を管理したりと様々な役職を担当しました。裏方としてより良いサービスを提供できるように試行錯誤する毎日でしたが、柔軟性や責任感を身につけることができ、今振り返ってみると公務員になるにあたって貴重な経験ができたと思います。

3.国立国会図書館職員を志望した経緯・理由

自分の専門をいかし、日本の歴史や文化に関わり続けながら広く社会に貢献したいと思ったからです。専門柄、本や資料を収集・保存するという国立国会図書館の役割の重要性を日々痛感しており、現代に生きる私たちが過去へアクセスできるようにする、それにより未来の社会にも寄与できるという点で、過去・現在・未来をつなぐ非常に魅力的な職業だと思いました。また東京本館を利用する度に来館者の多さに驚かされていたのですが、そうした公共性の高さにも惹かれました。

4.就職活動の方針

大学で学んだことをいかしたい、学問と社会とをつなぐ人になりたい、この2点が自分の軸になっていました。当初は面接対策なども兼ねて民間企業も受けようかと思っていたのですが、新型コロナウイルスの影響で就職活動全体が不透明な状況になったこともあり、公務員一本に絞りました。また公務員試験も複数受験する予定でしたが、必要以上の併願と試験日程の変更とで自分の研究に支障が出てきたため、国立国会図書館の他には在学中の大学の職員採用試験のみ受験しました。就職活動としてはリスキーだったと思いますが、その分それぞれの試験対策に集中できたので、後悔はしていません。

5.当館職員採用試験の試験対策

すべて独学で対策しました。第1次試験は国家総合職の教養試験の過去問を解くことで少しレベルの高い問題にも対応できるようにしました。第2次試験について、英語は大学受験の際に使っていた問題集を解き直し、専門試験(日本史)は参考書を読んで対策しました。面接対策は、大学のキャリアサポートセンターを利用して行いました。

6.当館の採用試験で印象に残っていること・就職活動を通しての感想

第3次試験の最終面接です。併願先の面接・第2次試験の個人面接はオンラインだったので、私にとっては最初で最後の対面での面接だった上に、総合職受験者の中で面接順が最後だったため待ち時間も長く、とても緊張しました。いざ面接が始まってからも、合格体験記で読んだのとは異なりあまり和やかな雰囲気ではなかったり、深掘りされると予想していたにもかかわらず自分の研究に関してほとんど質問されなかったりと予想外なことが多く、内心不安や戸惑いでいっぱいでしたが、笑顔で堂々と答えるように努めました。

7.国立国会図書館職員としてやってみたいこと・頑張りたいことなど今後の目標

やはり資料の収集・保存に携わりたいと思っていますが、先日SNSで国立国会図書館のレファレンスのレベルの高さが話題になっているのを見て、利用者サービスにも興味を持つようになりました。勉強熱心な職員の方が多いと伺っているので、日々たくさんのことを吸収させていただきながら成長し、様々な分野で活躍できる職員になりたいと思っています。

8.国立国会図書館の受験を検討している方へのメッセージ

まさか自分の就職活動の年にこんな状況になるとは思いもよりませんでした。例年と比べてイレギュラーなことも多く、また学部生時代からずっと国立国会図書館を第一志望にしていたからこそ緊張したり不安になったりしましたが、最後まで妥協せずに挑戦して良かったなと思います。就職活動は大変なこともありますが、自分をじっくり見つめ直し自分を理解する数少ない機会です。とことん考え、受け身にならずに行動し、悔いのない結果が得られるよう頑張ってください。

【一般職試験(大卒程度)合格者】
4. 26歳男性(専門科目:社会科学、大学院)

1.学生時代の専攻・研究について

学部時代の専攻は政治学で大学院の専門は国際政治学(安全保障研究)です。特に、テロリズムという政治現象に関心があり、欧州の「グローバル・ジハード」や米国のテロリズム研究並びに「対テロ戦争」をめぐる安全保障政策を研究しました。日本では学知の蓄積が極めて限られる研究分野であり、非常にやりがいを感じていました。

2.学生時代の思い出・頑張ったことなど

最も頑張ったことは、研究活動です。積極的に学会等に参加するだけでなく、若手研究者や大学院生を対象とした研究会の運営等にも関わっていました。学生時代の少し珍しい経験としては、議員インターンに参加したことです。市議会議員や国会議員の事務所でお世話になり、政治の「現場」を学ぶことが出来ました。

3.国立国会図書館職員を志望した経緯・理由

以前は日本で一番大きな図書館という印象でしたが、業務説明会に参加した際、国会活動に資する重要な機関であることを知り、強い興味を持ちました。政治学専攻だったため、日本の国政に貢献でき、大学院で養った調査能力を発揮できる職場だと魅力的に映りました。

4.就職活動の方針

大学院の博士課程に在学中だったこともあり、他の併願先は一切考えていませんでした。今年度ご縁がなかった場合も、来年度再挑戦するつもりでした。それだけ国立国会図書館に強い魅力を感じていたのだと思います。

5.当館職員採用試験の試験対策

以前に他の公務員受験の経験があったため、一般教養対策は過去のテキストを何度も復習するに留めました。新しい知識を蓄積することよりも、今までの知識を確実に得点に繋げられるよう努力しました。専門試験対策では、大学院受験の際の基礎的な教科書を読み込み、各テーマを口頭で説明できるよう対策しました。国立国会図書館は英語試験が特徴的ですが、大学院時代に普段から英語の書籍と論文を読む習慣があったため、試験対策に特化した勉強はしませんでした。

6.当館の採用試験で印象に残っていること・就職活動を通しての感想

最後の面接試験で10名程度の面接官がいらっしゃったことです。過去の合格体験記から面接官が多いとの情報は得ていましたが、いざ本番となると、かなり緊張したのを覚えています。とはいえ、面接官の皆さんには親身に話を聞いていただき、次第に緊張がほぐれたのを覚えています。

7.国立国会図書館職員としてやってみたいこと・頑張りたいことなど今後の目標

最もやってみたいことは調査業務を通して国会活動に貢献することです。私の専門は政治学や国際政治学ではありますが、様々な業務を通して幅広い知見と能力を養えればと考えています。

8.国立国会図書館の受験を検討している方へのメッセージ

国立国会図書館の倍率は極めて高く、尻込みする方も多いかも知れません。しかし、適切な対策と継続的な努力があれば、合格は決して困難ではないと感じます。私は、来年度自分が働く姿を想像しながらモチベーションを維持しました。

5. 22歳女性(専門科目:社会科学、大学)

1.学生時代の専攻・研究について

大学では社会学を専攻していましたが、興味の対象が広かったこともあり政治学や都市研究、心理学、法学、文学、人類学関係の講義もよく履修して学んでいました。本来ならば自身の専門性を深めこれを軸として他分野へと知識を広げていくのが定石だと思いますし、その点ではもっと体系的に学ぶべきだったと今では思いますが、いろいろな学問をつまみ食いする楽しさを味わった大学時代でした。卒論のテーマは音楽ストリーミングサービス上における各国の音楽視聴の傾向についてで、特に音楽市場のグローバル化に焦点を当てて研究しました。

2.学生時代の思い出・頑張ったことなど

唯一私が学生時代に頑張ったと胸を張って言えるのは英語の勉強です。大学に入って初めて留学生に出会い、彼らの語学力に憧れ、一念発起、私も頑張ろうと思ったことがきっかけでした。少し背伸びをして大学の英語で開講される講義を受講したり、通学の電車内でポッドキャストで海外メディアのニュースを聴いたりして学んでいました。おかげで大学入学当初に比べ格段にスキルが上がったのではないかと我ながら誇らしく思っています。一つ英語を勉強していて良かったと思ったことは、卒論の先行研究であいにく日本語で書かれた文献が少なかった時に英語の文献にあたれたことです。

3.国立国会図書館職員を志望した経緯・理由

第一の理由としては私自身日本の学術の発展に何らかの形で貢献したいと考えていたのですが、収集、保存、提供するという国立国会図書館の果たしている役割こそ日本の学術を下支えすることであると考えたからです。第二の理由としては、いろいろ調べものをしたり書き物をするのが好きで、立法調査業務、とりわけその時々のホットな政策課題について詳細なレポートを作成、提供する業務が純粋に面白そうだと思ったからです。

4.就職活動の方針

情報というものに関心があったため、国立国会図書館を第一志望としつつ、ICT企業の選考も受けていました。結局は相互に相性が合うかに尽きると考えていたため、明確な軸は持っていなかったように思います。

5.当館職員採用試験の試験対策

筆記試験は予備校には通わず、独学で対策しました。専門記述試験は他の公務員試験と比べても格段に選択の幅が広いですが、法学は勉強のノウハウがはっきりしていること、また法学にかねてから興味があったこともあり、法学で受けました。勉強法としては、主に法令と判例を読んでどのような法解釈がされているのかなどを確認していました。とりわけ、近年出された最高裁の判決には目を通しておくようにしていました。実はその中でも興味深いケースだと思っていた事件に関する問題が本番の試験で出題されて少しびっくりしました。

6.当館の採用試験で印象に残っていること・就職活動を通しての感想

大変緊張していたためか面接試験の記憶がおぼろげで、不思議と第1次試験の日、試験会場の外で入館を待つ大勢の受験生の姿がやたらと印象に残っています。当時、こんなにたくさんの方が受験するのに自身が合格するはずがないと弱気になったのを覚えています。その後、コロナ対策のために体温検査を受けたのですが、平熱が高めだったためか再検査となった時はひやひやしました。無事受験できて良かったです。

7.国立国会図書館職員としてやってみたいこと・頑張りたいことなど今後の目標

国立国会図書館の業務はどれも魅力的ですが、特に志望理由の一つでもある、立法調査業務に携わりたいと思っています。また、昨今コロナ禍で図書館の利用が難しくなっており、そうでなくとも図書館へのアクセスのしやすさには都市部と地方で差があるので、遠隔でも利用できるサービスの拡充にも取り組みたいです。

8.国立国会図書館の受験を検討している方へのメッセージ

私事で恐縮なのですが、私は内向的な気性の人間で、そうした自身の性質を長いこと恥ずかしく思っていました。今でも自身のそうした面を改善したいと思っていますが、国立国会図書館の第2次試験の面接で面接官の方が、一人で集中して研鑽に励むのが好きなんですね、と肯定的に捉えてくださったことに励まされました。就職活動をしていると自己分析をする中で落ち込んだり自己嫌悪に陥ったりすることもあると思いますが、人物的魅力の全くない方などいないと私は思います。思い詰め過ぎず、周囲の手も存分に借りつつ、頑張ってください。

6. 24歳男性(専門科目:人文科学、大学院)

1.学生時代の専攻・研究について

学部は文学部を選択して日本語学を専攻し、卒業後同専攻の大学院に進みました。日本文学とはよく間違われますが、言語としての日本語に焦点を当てる学問分野です。私はその中でも文字論という分野を専門に据えて、近現代の略字を対象とした研究を進めてきました。

2.学生時代の思い出・頑張ったことなど

司書課程の講義を履修して図書館学を体系的に学ぶ一方で、運よく自ら所属する大学の大学図書館で非常勤職員として雇用してもらうことができ、カウンター勤務やその他あらゆる図書館業務に当たることができたのは、よい経験となりました。

3.国立国会図書館職員を志望した経緯・理由

網羅的に収集され、また利用しやすいように整理された国立国会図書館の蔵書には学生時代に何度もお世話になっていたことから、自分もこのように知的生産物の収集、提供、そして次世代への継承に携わることを仕事にしたいと思い、志望いたしました。

4.就職活動の方針

願わくはせっかく大学で手にした司書資格を活かしたいと思い、司書区分での採用がある地元都道府県の採用試験を併願しておりました。そのほか国立大学法人の職員採用試験を受験し、自分が所属していた母校などの採用に応募していました。

5.当館職員採用試験の試験対策

教養試験は大学入試時の記憶を辿りながら受けました。高校で選択していなかった世界史だけは教科書を読んで対策しました。専門試験は図書館学を選択しましたが、司書課程の講義で学んだ知識がベースとして役に立ちました。また対策として図書館情報学の用語辞典を何度か読み返しました。

6.当館の採用試験で印象に残っていること・就職活動を通しての感想

私は当採用試験について2回目の受験であり、この事実が悪く作用するのではないかと案じていましたが、結果としてそれは杞憂でした。一連の試験では、第3次の面接試験でいわゆる逆質問を用意して臨んだところ、実際に飛んできた言葉は「最後になにかひとこと」というものであり、当意即妙なひとことも浮かばずしどろもどろになってしまったのがなによりも強く印象に残っています。

7.国立国会図書館職員としてやってみたいこと・頑張りたいことなど今後の目標

直接的に志望のきっかけとなったのは収集や整理などに携わる司書業務ではありますが、多様な業務が存在しているのが国立国会図書館の特徴であり、また働く上でのおもしろさでもあると思うので、今後あらゆる経験を重ねて新たな知識と専門性を身に着けていきたいと思っています。

8.国立国会図書館の受験を検討している方へのメッセージ

一度は実際に足を運んで、国立国会図書館というのがどのような場所かというのを、肌で感じてみてほしいと思います。実際に利用者から見えるのは巨大な図書館の一角に過ぎないとはいえ、その範囲でも多くの人によって図書館の運営が成り立っているということが感じられるかと存じます。

7. 23歳男性(専門科目:人文科学、大学)

1.学生時代の専攻・研究について

文学部で日本語日本文学を専攻しています。卒業論文は、夏目漱石の「夢十夜」を題材にして取り組んでいます。近代文学だけでなく、近世文学や言語学、日本語学、日本語教育などにも関心があり、幅広く学んでいます。

2.学生時代の思い出・頑張ったことなど

勉強・サークル活動・アルバイトなど、いろいろな思い出がありますが、特に、授業後に先生の研究室まで赴いて、日々、質問や雑談を繰り返していたことが、卒業後も強く印象に残り続けるであろう学生時代の思い出筆頭だと思います。

3.国立国会図書館職員を志望した経緯・理由

民間企業も含めて様々な就職先を調べていく中で国立国会図書館の使命を知りました。その使命は、今までに見たものの中で最も格好良く、その下で働きたいと思えるものでした。また、就職試験において、大学で学んだ文学が選択できることを知り、最終的に受験を決めました。

4.就職活動の方針

就職活動を進めていくにあたり、まずは官民問わず、業界も絞らず、理念(使命)に着目して志望先を選んでいました。理念に魅力を感じる所であれば、長く働き続けることができると思ったからです。併願先は、国立国会図書館の試験対策がいかせることから、地方公務員を選びました。

5.当館職員採用試験の試験対策

第1次試験対策は、市販の教養試験対策書を解き進めて行いました。第2次試験対策は、英語は大学受験時に使用していた参考書・問題集を解き直しました。専門試験は文学を選択し、高校時代に使用していた国語便覧を一通り覚え直すと共に、日常の学習の振り返りをしていました。

6.当館の採用試験で印象に残っていること・就職活動を通しての感想

第3次面接試験で、緊張のあまり自分の名前から噛んでしまい、更に緊張が高まって序盤の質問を一つ失念してしまったことが印象に残っています。あまり緊張しない性質だと思っていたので、自分が緊張していることに新鮮な驚きを感じました。それほど志望する気持ちが強かったのだと思います。

7.国立国会図書館職員としてやってみたいこと・頑張りたいことなど今後の目標

採用案内パンフレットに掲載されていた業務のほとんどに魅力を感じていますが、特に、文学や資料保存などの大学で学んだことに関連する業務に携わりたいと思っています。様々な業務を経験していく中で、国立国会図書館の使命に貢献できる職員となるべく研鑽を積んでいきたいです。

8.国立国会図書館の受験を検討している方へのメッセージ

どうして国立国会図書館で働きたいのか、志望理由をしっかり考えて採用試験に臨んだことが、私が良い結果を得られた大きな理由だったのかなと感じています。面接官の方々は丁寧に話を聞いてくださいますので、よく練られた熱意は、きっと伝わります。

8. 29歳女性(専門科目:人文科学、大学院)

1.学生時代の専攻・研究について

日本史を専攻し、特に外交史の研究に取り組みました。

2.学生時代の思い出・頑張ったことなど

研究のために海外史料調査をしたことが印象に残っています。

3.国立国会図書館職員を志望した経緯・理由

研究のために日頃から国立国会図書館を利用する中で、非常にレベルの高いレファレンスサービスを受けたことをきっかけに、興味を持つようになりました。研究を支えることのできる職業であると感じ、受験することを決めました。

4.就職活動の方針

特定分野に限らず広く研究活動を支えることのできる仕事に就きたいと考え、国立国会図書館、大学法人を受験しました。勉強時間が短かったこともあり、その他の公務員試験は受験しませんでした。

5.当館職員採用試験の試験対策

第1次試験は市販の問題集を利用して勉強しました。第2次試験は日本史を選択しました。過去問を解くことに加え、大学院入試問題を復習しました。専門とする時代以外については、教科書を読みながら基礎知識を復習することに力を入れました。

6.当館の採用試験で印象に残っていること・就職活動を通しての感想

第3次面接では、これまでの経歴について、何故そのような選択をしたのか、ということについて詳しく聞かれたことが印象に残っています。厳しく、答えに窮する質問もありましたが、私がどういう人間なのかを見極めるための質問だったのではないかと、今は思います。

7.国立国会図書館職員としてやってみたいこと・頑張りたいことなど今後の目標

どの業務にも関心がありますが、調査業務、レファレンスサービスに特に興味を持っています。これまで専門分野の研究にあたってきましたが、より幅広い知識を吸収し、経験を積んでいきたいと思います。

8.国立国会図書館の受験を検討している方へのメッセージ

一度は実際に足を運んでみることをおすすめします。非常に倍率が高く不安をお持ちの方が多いかと思いますが、それはどの受験者も同じだと思います。少しでも国立国会図書館で働いてみたいという気持ちがあれば、その気持ちを強く持って試験に臨んでみてください。

9. 23歳女性(専門科目:人文科学、大学)

1.学生時代の専攻・研究について

大学時代はアメリカ現代文学ゼミに所属していました。卒業論文では、昔『アンネの日記』を読んだこと、そしてアメリカやポーランドを旅行した際に現地のユダヤ人文化に対して興味を持ったことから、アメリカにおけるユダヤ人文学をテーマに執筆しています。

2.学生時代の思い出・頑張ったことなど

学生時代はオーケストラサークルでの活動、そして半年間の交換留学に特に力を入れてきました。サークル活動は練習時間も長く大変でしたが、全員でひとつの音楽を作り上げることは、この先あまり経験できない貴重なことであったと感じています。また交換留学先では、他国から来た文学好きの友人たちと知り合うことができ、その出会いが国立国会図書館を志望するきっかけにもなりました。

3.国立国会図書館職員を志望した経緯・理由

幼少期から本が好きだったこと、そして自分の好奇心をいかしてできる仕事だと感じたためです。それに加え、普段の業務で英語を読むスキルをいかせる点も魅力的でした。また、職員の方の穏やかな雰囲気や丁寧なご対応が、最終的に国立国会図書館で働きたいと思った大きな理由になりました。

4.就職活動の方針

広くいろいろな人の生活に携わることのできる職種(民間でいえばインフラなど)を中心に見ていました。とりわけ国立国会図書館においては、ここでしかできない仕事内容で、かつ国民全体にとって不可欠な役割を果たしている点にひかれました。

5.当館職員採用試験の試験対策

【第1次試験】数学が苦手なため、数的処理を中心に過去問集を解き直すことに大部分の時間を費やしました。社会科学や自然科学に関しては、市販の用語集と高校時代のノートを照らし合わせながら、かつて習ったことを復習する気持ちで勉強しました。
【第2次試験】文学で受験しました。試験勉強は第1次試験が終わってから集中して取り組みました。知識問題に関しては、大学で受講した仏・英・米文学史それぞれの講義資料を見て主要作品を復習しました。日本文学・中国文学に関しては、高校で使った国語便覧が非常に役立ちました。範囲は膨大でしたが、結果的には過去問を中心に学習したことが功を奏したと思います。論作文では自分の意見に加え、その意見を支える例示として具体的な作品名を用いて書く事を意識しました。その点では文学史の知識を蓄えておくことが論作文においても重要になると思います。

6.当館の採用試験で印象に残っていること・就職活動を通しての感想

2回の面接は本当に緊張しました。当日は学生時代に頑張ってきたことなどについて鋭い質問が繰り返され、しかもそれにうまく答えられた実感もなかったため、結果発表までは不安な気持ちでいっぱいでした。実際に合格の通知をいただいたときも喜びを感じた一方で、信じられないという感情の方が大きかった気もします。就職活動全体に関しては、面接練習を繰り返すことの大切さを強く実感しました。具体的には、面接が得意な友人に頼んで練習をしてもらったり、就活関連の学生団体を利用したりしていました。

7.国立国会図書館職員としてやってみたいこと・頑張りたいことなど今後の目標

留学をした際にデジタル化やその利用に興味を持ったことから、電子図書館事業に携わってみたいというのがまず一つです。それに加え、お話を伺ったりするなかで、海外図書館とのやり取りなどにも携わってみたいと強く思うようになりました。ただ、実際の業務内容はこの二つに限らず非常に幅広いので、常に新たなことを学びながら様々な業務にあたっていきたいです。

8.国立国会図書館の受験を検討している方へのメッセージ

就職活動では最後まで本当に何が起きるかわからないので、少しでも行きたい気持ちがあればとりあえず思い切って願書を出してみるのが一番だと思います。皆様にとって良い結果となることを願っております。どうかお体に気を付けてお過ごしください。

10. 24歳男性(専門科目:自然科学、大学院)

1.学生時代の専攻・研究について

コンピュータを用いた、ゲーム人工知能の作成やゲームの分析について学んでいました。

2.学生時代の思い出・頑張ったことなど

ボードゲームが好きで、サークルや研究室のメンバーでよく遊んでいました。1人で遊ぶビデオゲームも好きなのですが、誰かと一緒に楽しむ方がもっと好きでした。今になって思うとルールの説明や協力要素がコミュニケーション能力の向上に役立ったのではないでしょうか。 その傍らで研究活動にも力を入れていて、毎年何かしらの学会に論文を出せるようにしていました。

3.国立国会図書館職員を志望した経緯・理由

日本の教育の基盤である図書館で働きたいと思ったからです。もともと教育の分野に興味があったのですが、司書の資格を取る中で「SDGs達成に向けた教育における図書館の役割」という講演を聞き、教師としてではなく図書館職員として教育に携わりたいと思いました。

4.就職活動の方針

論文執筆と就職活動を並行して行っていたので就職活動に対する準備をあまり行えませんでした。そのため、自分が働いているイメージを持てるところだけエントリーしました。具体的にはIT系で、国立国会図書館に採用されていなければエンターテインメントやQA(Quality Assurance)を担うエンジニアになっていたと思います。

5.当館職員採用試験の試験対策

思い返すと第1次試験は文章の読解や数的処理に自信があったのであまり対策をしていなかったですね。専門試験は過去問を基本として、大学の授業を復習することで何とかしていました(ちなみに専門科目は数学です)。 面接に関してはあまり得意ではなかったので、とにかく想定質問とそれに対する答えを用意することにしていました。他の企業でうまく答えられなかった質問に対してはもう一度聞かれても良いように想定質問をアップデートしていました。そうすることでほとんどの質問に落ち着いて答えられたと思います。

6.当館の採用試験で印象に残っていること・就職活動を通しての感想

第1次試験、第2次試験のときに受験者がとても多く、とても驚きました。また、試験問題が解けた手ごたえが全くなかったため合格発表に自分の番号があることが信じられませんでした。面接で挽回できたのかもしれませんが、諦めないでよかったと思います。

7.国立国会図書館職員としてやってみたいこと・頑張りたいことなど今後の目標

情報はアクセスされないとその価値が発揮されないため、情報の電子化や情報アクセスのための資源管理に携われたらいいと思っています。

8.国立国会図書館の受験を検討している方へのメッセージ

受けるだけなら自由なので、迷っているのならチャレンジしてみるのがいいと思います。かくいう私も倍率や難易度に尻込みして半分の半分くらいは記念受験のような気持ちでしたので…。結果はどうあれ、受験を通じて得るものはあるのではと思います。皆様の就職活動を心から応援しています。

過去の合格体験記