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平成18年度の調査研究の内容

平成18年度は電子情報の長期利用保証をテーマに、旧式電子資料と旧式録音・映像資料を対象に調査研究を行いました。調査結果は、「電子情報の長期利用保証に関する平成18年度調査報告書(平成19年3月)」をご覧ください。

(1)録音・映像資料の規格・再生機器に関する調査

記録媒体・再生機器の劣化・規格の旧式化により、今後の利用保証が難しくなると考えられる旧式録音・映像資料のデジタル化のための基礎情報として、その規格と技術要件を調査しました。また、それらを再生する機器が入手できるかどうか、平成19年3月時点での入手可能性を調査しました。

(2)録音・映像資料のA/D変換に関する調査

録音・映像資料をデジタル化して長期利用保証を実現するに当たり、以下の調査を行いました。

  • A/D変換のサンプリングレート等条件
  • 劣化資料の修復方法
  • デジタル化後データを長期保存するためのファイル形式
  • パッケージ(ジャケット)情報のデジタル化手法
  • A/D変換の方法を記録するメタデータ
  • デジタル化作業コストの予測

(3)FDマイグレーションの調査

記録媒体のうち、特に旧式化が進み今後利用が困難になると予想されるFDについて、以下の調査を行いました。

  • 代表的な規格
  • マイグレーションに必要な機器
  • 劣化や損傷の修復法
  • マイグレーション後のファイル形式

また、国立国会図書館が所蔵するFDからサンプルを抽出し、実際にマイグレーションを行い課題の抽出を行いました。

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