みなさんは子どもの頃、どんな昔話を読み聞かせてもらったり、読んだりしたでしょうか?桃太郎、かちかち山、かぐや姫、赤ずきん、白雪姫など様々なお話が思い浮かぶでしょう。グリム童話の赤ずきんや白雪姫などは明治時代に日本に伝わりましたが、桃太郎やかぐや姫をはじめとした日本のお話は、どのように語り継がれ、読み継がれていたのでしょうか。本展示では、江戸時代から明治時代に流行した子どもの絵本「赤本」と、室町時代から続く絵入りの読み物「御伽草子」の世界を、時代を遡りながら紹介します。
※伝承されたお話は「昔話」「民話」「お伽話」など様々な呼び方がありますが、ここでは古くから伝えられたお話を、御伽草子も含めて「昔話」と呼びます。
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明治と江戸の赤本・豆本