図書館向けデジタル化資料送信サービス
デジタル化資料送信サービス(図書館送信)は、国立国会図書館のデジタル化資料のうち、絶版等の理由で入手が困難な資料を全国の公共図書館、大学図書館等(当館の承認を受けた図書館に限ります。)の館内で利用できるサービスです。
- ※このサービスは、著作権法第31条第3項の規定を適用して行っています。また、著作権者・出版者団体などの関係機関で構成される「資料デジタル化及び利用に係る関係者協議会」で取りまとめた「国立国会図書館のデジタル化資料の図書館等への限定送信に関する合意事項」に基づいて運用しています。
利用できる資料
国立国会図書館がデジタル化した資料は、国立国会図書館デジタルコレクション に収録して提供しています。著作権保護期間が満了した資料、著作権者の許諾を得た資料等については、インターネットを通じて本文の画像を公開しており、どなたでも自宅のパソコン等から利用することができます。インターネットに公開していないデジタル化資料のうち、絶版等の理由で入手困難な資料については、デジタル化資料送信サービスで利用することができます(そのほかに、国立国会図書館の館内に設置された端末でのみ利用できる資料もあります)。
デジタル化資料送信サービスで利用できる資料のリストは次のとおりです。令和3年1月時点では、約152万点の資料が利用できます。リストは、半年に1回程度(原則として1月と7月)の頻度で更新します。
また、国立国会図書館デジタルコレクションで、検索対象を「図書館送信資料」にして検索することによって、該当資料を確認することもできます。
資料種別 | 概要 | 資料リスト(令和3年1月15日時点) | |
---|---|---|---|
Excel(xlsx)形式 | TSV形式(ZIP圧縮) | ||
図書 | 昭和43年までに受け入れた図書、震災・災害関係資料の一部 約57万点 | 分割1(xlsx: 30.2MB) 分割2(xlsx: 27.0MB) |
分割1(zip: 11.5MB) 分割2(zip: 10.3MB) |
古典籍 | 明治期以降の貴重書等や清代後期以降の漢籍等 約2万点 | (xlsx: 1.0MB) | (zip: 229KB) |
雑誌 | 明治期以降に発行された雑誌(刊行後5年以上経過したもので、商業出版されていないもの) 約1万タイトル(約81万点) | (xlsx: 1.0MB) | (zip: 509KB) |
博士論文 | 平成2~12年度に送付を受けた論文(商業出版されていないもの) 約12万点 | (xlsx: 9.8MB) | (zip: 6.4MB) |
脚本 | 日本脚本アーカイブズ推進コンソーシアムから寄贈された昭和55年以前の放送脚本(テレビ・ラジオ番組の脚本・台本)の一部 約3千点 | (xlsx: 234KB) | (zip: 93KB) |
利用できる図書館
日本国内の公共図書館、大学図書館等のうち、国立国会図書館に承認申請を行い、承認を受けた図書館(参加館)で利用できます。なお、利用できる方は、各図書館の登録利用者に限られます。登録利用者の詳細については、各図書館にお問い合わせください。
利用方法
利用申込み
図書館向けデジタル化資料送信サービス参加館のうち、ご自身が登録利用者である図書館に行き、国立国会図書館のデジタル化資料の利用を希望することを伝えてください。
※ご利用の際は、各図書館の注意事項を順守してください。
検索・閲覧
図書館の閲覧室の端末を使って、国立国会図書館デジタルコレクションで資料を検索してください。デジタル化資料の本文を画像で見ることができます。

- ※閲覧できる場所は、図書館の施設内に限られます。また、ご自身で持ち込んだパソコンなどではご利用になれません。
- ※資料の検索は、事前にインターネットを通じて自宅等で行うこともできます(図書館の施設外では、本文の画像は見られません)。このサービスで利用できる資料は、国立国会図書館デジタルコレクションで検索すると、検索結果一覧に「国立国会図書館/図書館送信限定」、コンテンツ閲覧画面中の「公開範囲」に「国立国会図書館/図書館送信参加館内公開」と表示されます。
検索結果一覧

コンテンツ閲覧画面

複写
複写(画像の印刷)を希望する場合は、複写したい箇所(資料名やコマ番号)を特定した上で、図書館の職員にお申し込みください。著作権法で認められた範囲内の複写であることを確認し、職員が印刷を行います。
複写料金は、図書館により異なります。
- ※デジタル化資料の画像を電子ファイルで入手することはできません。
- ※図書館向けデジタル化資料送信サービス参加館一覧で、【閲覧のみ】と記載されている図書館では複写サービスを行っていません。