法学者、法学博士。高遠藩儒官高橋白山の長男。明治27(1894)年帝国大学法科大学卒。海軍大学校教授となり国際法を担当。日清戦争では常備艦隊司令長官法律顧問として従軍する。イギリス、フランス、ドイツに留学後、東京帝大教授。国際公法、外交史を担当する。36年対露強硬、満洲保全を主張する意見書(いわゆる「七博士意見書」)を起草し、桂首相、小村外相らに提出した。大正3(1914)年第2次大隈内閣の法制局長官を務め、5年貴族院議員に勅選される。