父は豪農杉田仙十郎。明治8(1875)年に上京、新聞記者として活動し、政府批判的によってたびたび入獄。板垣退助らとともに自由民権運動に挺身、15年南越自由党を結成。郷里の福井で国会開設請願運動や地租改正反対闘争を指導した。一方、17年上海に渡って東洋学館の設立に関わった。23年第1回総選挙に当選し(当選9回)、以後有数の議会政治家として活躍、第1次大隈内閣北海道長官、衆議院議長、立憲政友会幹事長を歴任した。45年貴族院議員。