関西館開館20周年記念企画展示 関連講演会「万博学のすすめ」
(終了しました)
国立国会図書館関西館では、開館20周年記念企画展示「万博タイムトラベル」を開催します。当館所蔵資料約150点を通して、参加国の拡大、国際博覧会条約の成立、植民地展示の廃止など、時代ごとに世界の在り方を反映し紆余曲折を経て今日に至った万博の意義と魅力をご紹介します。この関連イベントとして、佐野真由子氏(京都大学大学院教育学研究科教授)をお招きし、講演会「万博学のすすめ」を開催します。
講師から
万国博覧会は、170年前に人類が生み出した、世界最大の公式イベントです。来る2025年の大阪・関西万博も、その歴史を紡ぐものです。
そこでは、開催国、参加各国の思惑が渦巻き、また、運営にあたる人々、それぞれの狙いをもって出品する人、訪れて楽しむ人、批判する人……あらゆる視点が交錯します。万博の関係資料を紐解くことからは、万博そのものを超えて、各時代の世界がレンズを覗くように見えてくるのです。――そのような「万博学」のおもしろさをお伝えするために、本講演ではとくに万博の「脱植民地化」時代に焦点を当ててお話ししたいと思っております。
※講演終了後、職員による資料展示の説明を行います。
- 講師の紹介
- 京都大学大学院教育学研究科教授 佐野真由子氏
- ケンブリッジ大学国際関係論専攻MPhil課程修了、東京大学博士(学術)。国際交流基金、UNESCO本部勤務ののち、静岡文化芸術大学准教授、国際日本文化研究センター准教授等を経て2018年より現職。著書に『万博学―万国博覧会という、世界を把握する方法』(編著、思文閣出版、2020)、『幕末外交儀礼の研究―欧米外交官たちの将軍拝謁』(思文閣出版、2016)、『万国博覧会と人間の歴史』(編著、思文閣出版、2015)、『オールコックの江戸―初代英国公使が見た幕末日本』(中央公論新社、2003年)など。
日時 | 2023年 2月4日(土) 14時00分~15時30分 |
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会場 | オンライン開催(Cisco Webex Webinarsを使用) |
参加費 | 無料 |
申込方法 | 終了しました |
お問い合わせ先 | 国立国会図書館関西館 企画展示担当 電話:0774-98-1341(関西館資料案内 9時30分~17時00分) |