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第29回 関西館資料展示「結構毛だらけネコ本だらけ」

第29回関西館資料展示チラシ
【クリックすると画面を拡大表示します】
ちらし(PDF: 1.71MB)

突然ですが、あなたはネコが好きですか?
のんびりマイペースなところがいい? ふわふわの毛?

たとえ苦手でも興味がなくても、ネコは人と生活圏を長く共にしてきた身近な存在であることは確かです。

ネコが人に飼われるようになったのは、はるか新石器時代まで遡ると言われています。農耕牧畜が始まるこの時期に、人はネズミによる穀物の被害を減らすという恩恵をネコから受け、代わりにネコは、食料や比較的安全な生活環境を得ました。神聖な存在として信仰の対象になる一方で、狡猾・不気味といった理由から虐げられるなど、時代や文化によっても、ネコへの対し方は様々。その近しい存在ゆえに人に翻弄されてきたともいえます。
近年は飼育頭数がイヌの数を超え、更にステイホームの影響を受けたペットブームによりその数は増えています。

本展示では、ネコの諸相を、科学・生物学、ネコと人との文化・社会的な関わり、表現・創作物のモチーフといった観点から、当館所蔵の文献を用いてご紹介します。

2022年2月という、ニャン(2)続きのこの時に、ネコ好きもそうでない人も、ネコを知りこれからの共生を考えてみませんか。古今東西、ネコ百様をご覧ニャれ~!

また、関連イベントとして、髙木佐保氏(麻布大学特別研究員)による講演会「もっと知りたい!ネコごころ」も実施します。ぜひご聴講ください。

開催予定が変更になる場合があります。当ページなどでの最新情報及び【重要】新型コロナウイルス感染拡大防止のためのお願い(関西館)の内容をあらかじめご確認の上でご来館ください。
入館時の検温、館内でのマスクの着用・手指消毒にご理解とご協力をお願いします。

更に、Twitter連動企画として、「ネコを探しています@デジコレ」「GIFになったネコ」も行います。

展示資料紹介

※【 】内は当館請求記号

※(7)の画像は、国立国会図書館デジタルコレクションではモノクロ画像。

ネコを知る~科学的な視点から~

(1)『猫』石田孫太郎 著. 求光閣, 明43.5 【96-460】

ネコに関する日本最初の研究書と言われている資料。「自ら隗たるの覚悟をもって」外国の資料や自身の観察等をもとに所見を述べ、当時評価が高くなかったというネコの愛らしさを伝え、面目躍如を図ることを目的としています。ネコの種類・性質と寿命・毛色・日常生活・表情・夫婦親子関係のほか、ネズミ退治によるペストへの効用など、幅広いトピックを扱っています。

(2) 『知りたい!ネコごころ』髙木佐保 著. 岩波書店, 2020.2【RB651-M80】

著者が実施したネコのエピソード記憶、「推理」能力、飼い主をどのように認識しているのかに関する研究のほか、ネコの心の働きや進化に関するいくつかの研究についてまとめています。研究を進める中での、論文には現れない紆余曲折等も書かれており、成果だけでなく、研究手法や背景、過程についても詳しく知ることができます。

ネコと生きる~ネコと人の関係~

(3) 『御殿女中』三田村鳶魚 著. 春陽堂, 昭和5 【608-70】

天璋院篤姫の奥女中を務めた大岡ませ子から聞き取った、奥女中の仕事やしきたり、大奥の日常に関する談話を中心に収録。天璋院が飼っていたネコの餌や暮らしについて触れており、イヌ・ネコがぞんざいに扱われることが一般的だった時代に、別格の待遇を受けていたことが窺えます。

(4) 頼山陽「猫狗説」(『古今文章評解 2』村山自彊 著. 奎文堂, 明17.1 所収)【特34-177】

イヌが人に疎まれる一方でネコが愛される理由について、見かけや声音、性格の点からネコが得をしていることを挙げ、イヌの不当な扱いを憂えています。江戸期に書かれたこの「猫狗説」は、明治前期の教科書、名家文集などの出版物に多数掲載されたことから、読者へ一定の影響を与えたことが考えられます。

ネコを描く~表現されたネコ~

(5) 『暁斎画談 外篇 巻之上』河鍋暁斎 画, 瓜生政和 編. 植竹新[ほか], 明20【11-111】

河鍋暁斎の生い立ちを、戯作者梅亭金鷲として知られる瓜生政和の文と暁斎の絵で綴ったもの。暁斎(幼名周三郎)は、数え七歳の時に浮世絵師である一勇斎國芳(歌川国芳)に入門していました。ネコ好きとして知られる国芳は、当時の様子を描く暁斎の絵においてもネコに纏わりつかれています。その横で絵を教わっている子どもが暁斎です。

(6) 『百猫画譜』仮名垣魯文 編, 立斎広重, 画. 和同開珍社, 明11.3【209-312】

仮名垣魯文の発刊した雑誌『魯文珍報』からネコの特集号を単行本としたものです。挿絵のネコは三代歌川広重によって描かれたもので多様な動きのあるネコを見ることができます。

(7) 『吾輩ハ猫デアル』夏目漱石 著. 大倉書店, 明38-40【26-344】

言わずと知れた夏目漱石の処女小説。単行本には3人の絵師(浅井忠、橋口五葉、中村不折)による挿絵が描かれています。動物のネコを主役として人気となった小説で、三者三様のネコの絵も楽しむことができます。

Twitter連動企画

ネコを探しています@デジコレ

国立国会図書館デジタルコレクション」で「インターネット公開(保護期間満了)」となっている資料に隠れているネコの画像を探しています! 見つけたら資料の該当コマのURLを、ハッシュタグ「#国会図書館ネコ展」と共にツイートしてください。

  • URLの例:『暁斎画談. 外篇 巻之上』のネコの画像は31コマ目にあるので、資料のURL「https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/850342」の後にスラッシュとコマ番号「/31」を加え、「https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/850342/31」とします。
  • ツイートを確認の上、「GIFになったネコ」の方の素材資料に追加します。
GIFになったネコ

国立国会図書館デジタルコレクション」でインターネット公開されている画像でGIFを作ってみよう! という企画です。素材資料(PDF:817KB)に掲載された資料を基に作成し、是非、ハッシュタグ「#国会図書館ネコ展」を付けてツイートしてください。

作成例:

『暁斎画談. 外篇 巻之上』31コマ目を元にしたGIF
【アニメーションが停止している場合、リンクをクリックしていただくと動いているものをご覧いただけます。】

  • GIF IT UPは、デジタルコンテンツ利活用の祭典として毎年開催されています。今年の応募期間は終了しておりますが、GIF作成に興味がおありでしたら、是非、奮ってご参加ください。
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日時 2022年 2月17日(木) ~3月15日(火) 9:30~18:00 日曜・祝日を除く
会場 国立国会図書館 関西館 閲覧室(地下1階)
参加費 無料(18歳未満の方は所定の手続きの上でご覧いただけます。)
お問い合わせ先 0774-98-1341 (関西館資料案内 9:30~17:00)