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図書館及び関連組織のための国際標準識別子(ISIL)

ISILとは?

「図書館及び関連組織のための国際標準識別子(ISIL)」とは、図書館をはじめ博物館、文書館などの類縁機関に付与される国際的なIDです。

ISILは国際標準化機構(ISO)の標準規格「情報とドキュメンテーション-図書館及び関連組織のための国際標準識別子」(ISO 15511:Information and documentation - International standard identifier for libraries and related organizations:ISIL)で定められています。ISO 15511では、各国に国内登録機関を置くことが求められています。日本の国内登録機関は国立国会図書館が担当し、当館が日本国内のISIL付与及び管理を行います。

2011年に国内でISILの付与を開始して以来、図書館(国立国会図書館、大学図書館、公共図書館、専門図書館等)を付与対象としていましたが、2022年10月から博物館及び公文書館に付与対象を拡大しました。

ISILは、図書館、博物館などのサービスや、コンテンツ・流通ビジネスなどで自由に利用できます。例えば図書館や博物館の資料貸借、Web上のコンテンツ配信、OPACなどのデータベース、国際的出版業、ICタグなど、幅広い分野で活用していただけます。

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ISILの構成

ISILの基本的な枠組みはISOで定められていますが、各国国内のIDはその国ごとに体系づけることになっています。日本のISILの構成は次のとおりです。

国名コード(固定) ハイフン 機関種別(1桁) ID(6桁)
JP - 1(図書館) 
2(博物館) 
3(公文書館)
(例)
123456

機関種別は機能に応じた1桁の数字を付与し、IDは6桁の数字を機関種別ごとの連番で付与します。

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ISIL管理台帳

ISILを持つ機関の基本的な情報を登録したファイルをCSV及びExcel形式で公開しています(随時更新)。
このファイルで公開している項目は、次のとおりです。

  • ISIL
  • 機関名(英語表記)
  • 機関名(日本語表記)
  • 機関名(ヨミ)
  • 所在地郵便番号
  • 所在地住所
  • 代表電話番号
  • 代表FAX番号
  • URL
  • 登録日 令和2年度公開ファイルより項目を追加しました
  • 最終更新日 令和2年度公開ファイルより項目を追加しました

このデータは、パブリックドメインにあります。営利・非営利の目的を問わず、自由にご利用になれます。

ISIL管理台帳ファイル(2024年12月2日現在)

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ISILの登録・更新申請

一つの機関が複数の機能を有する場合、機能ごとにISILを付与します。また、一つの機関が中央館と分館を持つ場合、それぞれの館にISILを付与します。

ISIL付与対象に該当し、最新の管理台帳でも見当たらない場合や管理台帳の情報の更新が必要な場合、廃館を通知したい場合などは、以下のフォームから申請できます。

登録および廃館の場合は、申請後4営業日以内に担当の方にメールまたは電話で確認の連絡をします。更新の場合は基本的に事務局で調査しますが、必要に応じて担当の方に確認を取らせていただく場合があります。

なお、ISILの登録や維持に費用はかかりません。

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「図書館及び関連組織のための国際標準識別子(ISIL)」試行版LOD

当館では提供しているデータの利活用を推進しており、その一環としてISILの試行版LODを公開しています。

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ISILに関する問合せ先

ISILに関する問合せは、こちらにお願いします。

【ISIL事務局】
国立国会図書館 関西館 図書館協力課
電子メール:isilアットマークエヌディーエルピリオドジーオーピリオドジェーピー

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