フォーラム「デジタル化及びデジタルアーカイブ構築の現状と未来」を開催しました
令和4年2月9日(水)、標記フォーラムをオンライン開催しました。近年、図書館等の各機関で所蔵資料のデジタル化やデジタルアーカイブ構築の気運が高まっています。各機関における今後の取組の参考となることを企図し、図書館のほか、文書館、美術館からも事例報告をいただき、意見交換を行いました。国内各地の公共図書館、大学図書館等から約280名の参加がありました。
福井県文書館・長野栄俊氏からは「デジタルアーカイブ福井」の取組や文化庁長官裁定制度を利用して明治期地方新聞をWeb公開した事例、東京国立近代美術館・長名大地氏からは「東京国立近代美術館リポジトリ」の概要や自館の所蔵作品等のデジタル化の取組、滋賀県愛荘町立愛知川図書館・三浦寛二氏からは小規模図書館のデジタル化事業としての「あいしょうデジタルライブラリー」の事例報告をいただきました。国立国会図書館からもデジタル化事業の報告と他機関におけるデジタル化資料の公開事例の紹介を行いました。その後、質疑応答と意見交換を行い、デジタルアーカイブと従来の図書館サービスの今後の可能性等について議論を深めました。
終了後のアンケートからは、自館でもできることがありそうな気がしてきた、地域資料のデジタル化について進め方の参考になった、といった声をいただきました。
このフォーラムで使用した資料を当館ホームページに掲載しています。
(国立国会図書館 関西館 電子図書館課 電子化資料提供係)