令和4年度国立国会図書館長と大学図書館長との懇談会をオンラインで開催しました
令和4年12月22日(木)、標記懇談会が開催されました。この懇談会は、国立国会図書館が、国公私立大学図書館協力委員会委員館の図書館長及び関係機関の代表者を招いて毎年行っているものです。昨年度に引き続き、新型コロナウイルス感染症の拡大防止の観点からオンライン形式により行いました。
はじめに、国立国会図書館が、視覚障害者等用データ送信サービスを中心とした当館の障害者サービスについて、概要を紹介しました。続いて、国立情報学研究所及び大学図書館2館から報告がありました。吉田幸苗国立情報学研究所学術基盤推進部学術コンテンツ課長からは、読書バリアフリー資料メタデータ共有システムの紹介がありました。相原雪乃名古屋大学附属図書館事務部長からは、同館における障害を持つ利用者へのサービス及び今後の課題について報告がありました。また、松家久美筑波大学学術情報部アカデミックサポート課長からは、同大学附属図書館における障害のある学生への資料電子化サービスについて報告があり、先に紹介のあった読書バリアフリー資料メタデータ共有システムへの期待が述べられました。
その後に行われた意見交換では、出席の大学図書館長から、テキストデータを作成するために撮影する画像のクオリティについて、また、ユーザーインターフェースを改善するために行うユーザーからの意見聴取やそれに対するフィードバックについて質問があり、各報告館が自館の見解や取組を説明しました。
(国立国会図書館 総務部 支部図書館・協力課)