「デジタル化資料活用ワークショップ~図書館送信を使いこなす~」を実施しました
平成31年3月7日(木)、図書館向けデジタル化資料送信サービス(以下「図書館送信」)を通じて提供している資料の特色をより深く理解すること、また図書館送信の活用方法についてヒントを得ることを企図し、日本各地の公共図書館及び大学図書館から約30名の参加者を得て、関西館において標記ワークショップを実施しました。
午前の部では、図書館送信の基盤となっている国立国会図書館デジタルコレクションの概要について当館から説明した後、活用事例報告として岐阜県図書館(和田聖子氏)及び広島市立中央図書館(髙安紀子氏)から、図書館送信を使って実際にレファレンスを解決に導いた例などを伺いました。
午後の部は、まず当館から図書館送信の魅力について紹介し、続けて参加者同士でグループワークを行い、その結果を互いに発表しました。
グループワークでは、図書館送信の活用方法を利用者に訴求することを念頭に、各グループでテーマを考え、実際に図書館送信で提供している資料を検索したり、確認したりしながらテーマに叶う文献を探しました。資料の探索に難航することもありましたが、テーマを別の角度から眺めたり、改めてテーマを設定し直したりする等、参加者各々の経験や知見を持ち寄って活発に議論を交わしました。
最後に、その結果を発表してワークショップを締めくくりました。
終了後のアンケートからは、国立国会図書館デジタルコレクションの使い方のコツを知ることができた、他の参加者と共に行ったグループワークは楽しく有意義だった、といった声が聞かれました。
このワークショップで使用した資料の一部を当館ホームページに掲載しています。
https://www.ndl.go.jp/jp/event/events/20190307digi_info.html#program
(国立国会図書館 関西館 文献提供課 複写貸出係)