令和元年度「国立国会図書館長と大学図書館長との懇談会」を開催しました
令和元年11月27日(水)、東京本館において標記の懇談会が開催されました。これは、国立国会図書館が、国公私立大学図書館協力委員会委員館の図書館長および関係機関の代表者を招いて毎年行っているものです。
今年は、「図書館による地域連携・社会貢献活動について」をテーマとし、国立国会図書館から、国会と国民とをつなぐ役割を果たす国会関連システムや調査及び立法考査局の刊行物の一般公開、国立国会図書館東日本大震災アーカイブや次世代システム開発研究室での取組、関西館の周辺地域の各種事業との連携、図書館及び図書館情報学の情報発信の取組等について報告しました。あわせて、マラケシュ条約発効に伴う視覚障害者等のための国際的なデータ交換サービスについて紹介しました。
呑海沙織筑波大学附属図書館副館長からは、大学や大学図書館における社会貢献の位置付けや求められる役割、社会貢献事業の例、筑波大学附属図書館とつくば市立図書館との連携の具体的事例について報告がありました。
その後、国立国会図書館東日本大震災アーカイブのデータ収集方法及びアーカイブの維持、大学図書館と公共図書館との資料の相互利用及び今後の展開、視覚障害者等への情報提供における大学内他部署との連携・国全体の横断的取組や視覚障害者等用のテキストデータ作成の効率化のための取組、地域住民のリカレント教育の場としての大学図書館の在り方や学生の利用とのすみ分け等について、質疑、意見交換が行われました。
(国立国会図書館 総務部 支部図書館・協力課)