「電子図書館のアクセシビリティ対応ガイドライン2.0」を公開しました
「電子図書館のアクセシビリティ対応ガイドライン」は、「視覚障害者等の読書環境の整備の推進に関する法律」(読書バリアフリー法)に基づいて策定された「視覚障害者等の読書環境の整備の推進に関する基本的な計画」を根拠とするものであり、「図書館におけるアクセシブルな電子書籍サービスに関する検討会」(事務局:国立国会図書館)が作成しました。本ガイドラインは、電子図書館(商用の電子書籍を図書館を通じて提供するサービス)を、視覚障害者等が利用するにあたって必要なアクセシビリティに係る要件を整理したものです。公立図書館等が電子図書館を調達・導入するための調達仕様を検討する際に、また、電子図書館事業者が電子図書館の開発や改修をする際に利用していただくことを想定しています。
令和5年7月に公開したガイドライン1.0は、音声読み上げ機能を主たる対象としてアクセシビリティ要件を定めました。この度、更新した「電子図書館のアクセシビリティ対応ガイドライン2.0」では、読書に困難を抱える人の多様なニーズに対応するため、発達障害等(発達性ディスレクシアを含む)により、読書に困難を抱える人たちからのニーズが高い、フォントの変更、色反転、字間・行間の調整、縦書き・横書きの切替えについてのアクセシビリティ要件を追加しました。
「電子図書館のアクセシビリティ対応ガイドライン2.0」は、以下に掲載しています。
URL: https://www.ndl.go.jp/jp/support/guideline.html
お問い合わせ先 総務部企画課企画係 03-3581-2331(代表)
(国立国会図書館 総務部 企画課 企画係)