鎖国が終わり、開国という時代の転機の真っただ中にあった日本には、西洋からの様々な文物が押し寄せて来ます。日本人は、それらを様々な形で取り入れていきました。
その一つの例が「洋靴」です。珍しい西洋の品物として紹介されることから始まり、軍隊や官公庁などで取り入れられることで、喜んで、あるいは嫌々ながら、人々は靴を履き始めます。さらに、ファッションとしても受け入れていきました。
今回の展示では、「洋靴」をテーマに、日本人がどのようにそれと出会い、受け入れていったかに焦点をあてて資料をご紹介します。普段足元を意識する方もしない方も、その歴史について思いをはせてみるのはいかがでしょうか。どうぞお楽しみください。
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第1章 洋靴事始