おわりに

漁業、商売、食事など、人と魚の関わりには様々な側面があります。そして、その大部分は江戸時代に大きく発展して人々の生活を豊かにし、現在につながっていると言えるでしょう。
しかし、日本の魚介類消費量は、近年減少が続いています。魚は古くから日本人とともにあり、その身体、生活、文化をつくってきました。 また、2022年は国連により「零細漁業と養殖の国際年」に制定されており、世界的にも地域の漁業の持続可能性について考える機会が増えることと思われます。 当館の資料を通して、皆さんが魚の魅力を再発見していただければ幸いです。
本文中で紹介したものの他にも、江戸の人々と魚の関わりを知ることのできる資料はたくさんあります。国立国会図書館電子展示会「錦絵でたのしむ江戸の名所」では、潮干狩りや魚市場の様子などを、キーワード・地名ごとに一覧することもできます。
次のページに、国立国会図書館の資料と魚について、さらに知ることのできる付録を用意しました。ぜひお楽しみください!

参考文献

全体

第1章 とりタイ!

第1節 魚介を追う技

第2節 大漁を願って

補章 鯨とのお付き合い

第2章 売りタイ!

第1節 おいしく保存する工夫

第2節 魚市場の賑わい

コラム 生産地から消費者へ

第3章 食べタイ!

第1節 食された魚介類

第2節 江戸前料理

第3節 関西の魚食文化

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付録 魚介類難読漢字クイズ



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