歴史学者、経済史学者。郡司成忠、幸田露伴の弟。明治29(1896)年東京帝大国史学科を卒業。34年から42年まで、市史としては日本で最初に着手された『大阪市史』の編纂に従事。東京商科大学(後の一橋大学)教授を経て、昭和15(1940)年慶応義塾大学教授。日本近世史、特に江戸時代の社会経済史や対外交渉史を専攻。