はじめに

琳派とは、日本の美術工芸分野における流派の一つです。大胆な意匠化や装飾美で「デザイン的」と形容されることも多い琳派の作品は国内外で広く親しまれており、例えば5千円札の裏面のデザインには琳派を代表する画家・工芸家である尾形光琳(おがたこうりん)の「燕子花(かきつばた)図」が用いられています。
琳派という流派は、師と心に決めた人の足跡に学ぶ「私淑」という他に類を見ない継承方法によって、時代や場所を変えながら受け継がれてきました。2015年は、琳派のルーツの一人である本阿弥光悦(ほんあみこうえつ)が京都の鷹ヶ峰を拝領し、「芸術村」を開いてから400年になります。豪華絢爛な金屏風のイメージを持たれることの多い琳派ですが、無関係に思える「本」もまた、この流派の継承と発展に不可欠な存在でした。
今回の展示ではこの「本」をひもといて、図書館ならではの視点から琳派という流れの周辺について紹介します。あえて章だてに順番を設けず、それぞれ独立した内容で資料を紹介していますので、どうぞ興味のあるところからご覧ください。

  • 拡大画像にはデジタルコレクションあるいは図書館送信のボタンがあり、当該資料の「国立国会図書館デジタルコレクション」へのリンクが掲載されています。図書館送信の場合は、図書館送信の参加館からアクセスすることでデジタル化資料を閲覧することができます。詳しくは次のページをご覧ください。
    図書館向けデジタル化資料送信サービス
  • 【 】内は、国立国会図書館の請求記号です。
  • 「本の万華鏡」第20回は2015年11月に公開しました。内容は公開当時の情報に基づきます。

次へ
琳派が生み、本が伝えたかたち



ページの
先頭へ