対日方針を協議するため1943(昭和18)年11月22日からエジプトのカイロで開催されたフランクリン・ルーズベルト米大統領、ウィンストン・チャーチル英首相、蒋介石中国国民政府主席による首脳会談を受けて、12月1日に発表された「カイロ宣言」。蒋は会談で、ルーズベルトの問いに答え、天皇制の存廃に関しては日本国民自身の決定に委ねるべきだと論じた。米国が起草した宣言案を英国が修正し、日本の無条件降伏と、満州・台湾・澎湖諸島の中国への返還、朝鮮の自由と独立などに言及した宣言が出された。カイロ宣言の対日方針は、その後連合国の基本方針となり、ポツダム宣言に継承された。
資料名 | [Cairo Communiqué] |
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年月日 | December 1, 1943 |
資料番号 | 第2次世界大戦に関する国務省記録 Records of the Department of State Relating to World War II, 1939-1945 "740.0011 EUROPEAN WAR 1939/32623" <SDW-1, Roll No. 179> |
所蔵 | 国立国会図書館 |
原所蔵 | 米国国立公文書館(RG59) |
注記 | マイクロフィルム |